厚生労働省の食中毒対策ツイートが、5万4000を超える「いいね」を集め話題になっている。
「猫じゃなかったら見逃してたね」…遊び心が好評
厚生労働省によると、春と秋は1年の中で食中毒の発生件数が特に多い時期だ。
注意すべきは寄生虫の一種「アニサキス」で、海の魚ならさまざまな種類に寄生している。春と秋は刺し身で食べる旬の魚が増えることで、アニサキスによる食中毒も多いという。
厚生労働省は対策を呼びかけているが、注意喚起のツイートが5万4000を超える「いいね」を集め、話題になっている。
そのツイートには、「酢や塩での調理でアニサキスは死滅しません！」「冷凍・加熱が有効です」などと書かれてあるが、注目は一緒に投稿された「猫」の画像だ。
「鮮度を徹底」では、猫がサンマ（ぬいぐるみ）を手で押さえ、「目視で確認」では、サンマを見つめている。「冷凍・加熱が有効」では、サンマとじゃれていて「猫パンチや猫キックではアニサキスは倒せません」と注意書きもある。
この遊び心ある投稿に、「5回以上は見ちゃったよね」「猫じゃなかったら見逃してたね」といったコメントが寄せられ、5万4000を超える「いいね」がついた。
なぜ猫で注意喚起を？担当者も反響に驚き
なぜ猫の画像なのか、厚生労働省の担当者に聞いたところ「日頃から食品安全に特化した情報をツイートしているが、“いいね”がついてもせいぜい2桁。そこで、動物の画像なら関心を引くと思って猫を起用した。想定以上の反響に驚いている」と話している。
この猫は担当者の飼い猫で、3歳の女の子の「こと」ちゃん。次回もことちゃんの写真を使う予定だという。
2023年3月31日放送
（東海テレビ）
