連続して起きた教員の飲酒運転を受け、12日、緊急の教育長会議が開かれた。飲酒運転撲滅に向け、「飲み会には自家用車で行かない」など具体的な取り組みを確認した。

相次ぐ教員の飲酒運転…教育長会議で取り組みを確認へ

緊急の会議はオンラインで開かれ、県の高橋広樹教育長や市町村教育委員会の教育長が出席した。

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高橋広樹県教育長:
立て続けに飲酒運転事案が発生していることは、まさに緊急事態として受け止めざるを得ない

県内では、2023年3月、山形・上山市の中学校に勤務する30代の男性教諭が山形市内で酒を飲んだあと、運転代行を利用したが、自宅までの約50メートルを自分で運転し、検挙された。

さらに4月9日、米沢市の中学校に勤務する36歳の男性教諭が、歓迎会で酒を飲んだあとに車を運転し、現行犯逮捕された。

12日の会議では、この2つの事案から浮かびあがった課題を踏まえ、今後の取り組みを確認。具体的には、飲み会には自家用車で行かないことを基本とし、職場に車を置いていく場合は、鍵を職場で保管することなどを実施していく。

高橋広樹県教育長:
ほとんどの先生が、こういう取り組みが必要のない先生であるはず。そういう先生たちの協力があってこそ、この取り組みが成り立つ。丁寧に各先生に伝えてもらいたい

12日に確認された取り組みは、4月19日の公立小中学校の校長会でも周知される。

(さくらんぼテレビ)

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