軽部真一アナウンサー(当時31歳):
いや~、いろんな種類のグッズがあるんですね。でも大切なのは、毎日かかさずに続けること

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ちょっとほっそりとした、若かりし頃の軽部真一アナウンサー(当時31歳)。
実はコレ、「めざましテレビ」放送1年目(1994年5月)に、原宿の靴店「卑弥呼 原宿」を取材した映像。

「めざましテレビ」は1994年に放送開始、流行やカルチャーを発掘してきた。そして、若者文化の発信地「原宿」を30年前から伝えている!
そこで今回は、「原宿・竹下通り 30年でどう変わったのか?」をココ調した!

原宿ゲート、スイーツ店の30年前はどうだった?

まずは「原宿・竹下通りが30年でどう変わったのか?」を、当時の地図を持って竹下通りで調査してみた。

早速、原宿駅側の正面には、何か写真を撮っている人たちの姿がある。
みなさんは何を撮っているのか?

竹下通り原宿駅側ゲートを撮影していたそう
竹下通り原宿駅側ゲートを撮影していたそう
カメラが内蔵されているため、モニターに自分の姿が!?
カメラが内蔵されているため、モニターに自分の姿が!?

撮影している人:
あのモニターで写真撮っていました

「竹下通り原宿駅側ゲート」には、カメラが内蔵され、ディスプレーに自分の姿が映るので、多くの方が自撮りをしていた。

では30年前はどうだったのか?
今の映像と比較すると、昔はゲートがない。

原宿竹下通り商店街 会長 遅澤一洋さん:
25年ぐらい前には、ゲートをつくったと思います

約25年前にできたゲートを見てみると、ディスプレーはなし。

いま建っているモノは2代目で、2012年に作られたモノだった。

さらに竹下通りを進むと…
現在は、わたあめなどスイーツのお店だが、地図を見ると、30年前はある芸能人のお店だった場所を発見。

30年前は何のお店だったのか?正解は「所ジョージのお店」。

街頭インタビュー:
(竹下通りには)タレントショップが多かったと思います

当時、芸能人の似顔絵やロゴを用いたグッズを売る「タレントショップ」が大流行!
西田ひかるさんや森口博子さんのお店など、当時竹下通りには40以上のタレントショップがあった。

振り返る流行ファッション!時を超えて現在も流行?

そして、当時も注目されたのが“原宿ファッション”。

放送初年度(1994年)、めざましテレビが取材した竹下通りの映像を見てみると、そこには編み上げのロングブーツに、大きな襟、ビッグカラー。さらに、耳のついた帽子まで登場する。

ロングブーツは2022年2月、猫耳は2022年11月、ビッグカラーは2021年7月にココ調で紹介。30年の時を越え、同じモノが流行していることがわかった。

当時を知る人に懐かしいファッションを見てもらうと
「原宿だなっていう(感じがする)。渋谷の子たちはこうじゃなかった」「いましたね」と懐かしむ声が…。

では、今の若者はどう感じるのか?
話を聞いたところ、「今でもこの服はよく見る」「普通に今の時代でもかわいい」といった声が聞かれた。

また、当時はこんなファッションも流行。

街頭インタビュー:
当時ビジュアル系すごく好きで、あっちの方にV(ヴィジュアル)系お店がいっぱいあったので、よく行っていました

街頭インタビュー:
ビジュアル系の服を買いに来ていました。ヘビメタでした

当時のお写真がコチラ!ネイルまで全身黒で統一した着こなしから、今でもよく見かける刺繍入りのブーツカットで決めていた。

30年で変化しない店も…クレープ店、占い店

さらに調査を進めると、変わらないお店も発見!

1977年のオープンから、場所を変えずに営業する「マリオンクレープ 原宿竹下通り店」。

30年前に撮影された「マリオンクレープ」
30年前に撮影された「マリオンクレープ」

フジテレビに残る30年前の映像にも、しっかりと映っていた。

当時の人気メニューは、定番の「バナナチョコクリーム」(現在530円)。

昔からメニュー数はほぼ変わらず、今人気なのはブラウニーやマシュマロがトッピングされた「ミスターマリオン」(850円 原宿店限定)。

街頭インタビュー:
(30年前)原宿に来て、母にクレープ人気なんだよって言われて、はじめてクレープ食べた。(今日は)子供に食べさせに来ました

30年前に初めて母と食べ、今度はお子さんと初めてのクレープを楽しんでいた!

また、こんなお店も!
現在、原宿で人気の古着店「CUTECUBE 原宿 原宿シカゴ 竹下店」のある場所で、30年前営業していたのは、占いの店「原宿占い館 塔里木(タリム)」。

現在は、元の場所から近くに移転している。

原宿占い館 塔里木 オーナー 岸穂子さん:
当時は、占いっていうのは個人でやっている方が多くて、たくさんの占い師さんがいて選べるっていうのが、日本で初めての状況だったので(人気でした)

30年前に行った人は何を占ったのか?

街頭インタビュー:
恋愛運?この人運命の人なんですかね?みたいな?

街頭インタビュー:
そりゃもう恋愛ですよね

みなさん、恋の相談をしていた。
さらに、ハマり過ぎたこんな人もいた!

占いにハマり過ぎた人:
新潟に住んでいたんですけれど、半年に1回くらいは来て、実際通っていく中でなってみたいってなって、今は鑑定士(占い師)ですね。

現在「原宿占い館 塔里木」のきぬい秋歌さんは、占いへの憧れが高まり、常連さんから占い師になっていた!

竹下通りの30年、変わらないモノもあれば変わったモノ、さらに夢を叶えた人もいた。

(「めざましテレビ」4月12日放送分より)