11日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は4営業日続伸した。
前週末発表の米雇用統計で労働市場の堅調さが示されたことや、シカゴ連邦準備銀行のグールズビー総裁が、米連邦準備制度理事会(FRB)の積極的な利上げに慎重姿勢を示したことで、景気後退への過度な懸念が和らぎ、買い注文が優勢となった。
ただ、12日に米消費者物価指数の発表を控えて様子見ムードも強く、上値は重かった。
結局、ダウ平均は反発し、前日比98ドル27セント高の3万3684ドル79セントで取引を終えた。
一方、ハイテク株主体のナスダック総合指数は続落し、前日比52・48ポイント安の1万2031・88だった。