敦賀原発2号機の再稼働をめぐり、先月、調査データの不備があらたに明らかになったことを受け、原子力規制委員会は異例の審査再中断を決めた。
福井県の敦賀原発2号機の再稼働をめぐっては、原子炉の真下にある断層が活断層かどうかが焦点だが、原発を運営する日本原電が地層のデータを書き替えるなどの不備が相次いで明らかになり、去年12月までの2年間、審査が中断されていた。
しかし先月も新たに日本原電のデータの誤りが判明し、原子力規制委は審査再開からわずか4カ月程度で再び審査の中断を決めた。
今後日本原電に対し「行政指導」として、8月末までに修正した資料の提出を求める。
異例の再中断により、再稼働のための審査は長期化する見通し。
(フジテレビ経済部)