トランプ関税の引き上げが迫るなか、G20(主要20カ国)の財務相・中央銀行総裁会議が共同声明を採択して閉幕しました。
加藤財務相:
世界経済が直面する高い不確実性と様々なリスクに、G20が結束して対処していくという観点から共同声明を発出できたことは非常に有意義であると評価している。
南アフリカで開かれていた会議では、共同声明で紛争や貿易上の緊張などに触れ、「世界経済は成長や金融、物価の安定に影響を与える不確実性の高まりと複雑な課題に直面している」などと指摘しました。
ただ、アメリカのトランプ政権による関税政策について直接的な言及はありませんでした。
共同声明を巡っては、過去2回の会議では採択が見送られ、G20の存在意義を問う声も上がっていました。