新聞配達員の男性を襲ったクマなのでしょうか。
北海道・福島町で18日未明、クマが1頭駆除されました。
ゆっくりとした足取りで道路を横切るクマ。
これは18日午前2時ごろ、北海道・福島町で撮影された映像です。
住民が自宅の窓越しにクマが歩いているのを目撃。
警察やハンターが出動。
約1時間半後ハンターが銃で駆除しました。
町長によると、駆除されたのは体長約2メートル、体重218kgのオスのヒグマ。
現場から800メートル離れた場所では、7月12日に新聞配達員の男性が襲われその後、死亡していました。
近所の人は「ドンって音したの。ちょうど3時半でした」「やっぱりみんなも安心したべや。だけどまだ1頭いるって言ったぞ」と話しました。
“あと1頭いる…”。
福島町によりますと、出没しているクマは少なくとも2頭いるとみられています。
7月10日、福島町で撮影されたクマの映像。
クマは時折、下を向き10分ほど動かずその場にとどまっていたということです。
7月14日には、スーパーのごみ置き場の扉が破壊され生ごみなどが荒らされているのが見つかりました。
さらに、住宅でもガラス戸にクマの足跡が残されていました。
福島町の町長は今回駆除されたクマのDNA鑑定を行う予定としていますが、新聞配達員の男性を襲ったクマとは断定できていないとしています。
北海道・福島町:
まだクマが残っている以上は同じ態勢。北海道のヒグマ警報が出されていますので、(電気柵は)1.5kmくらいの長さでやると思います。
町内では新たに住宅地の周辺1.5kmほどに電気柵の設置を始めました。
住民:
まだいるっていう、あちこちで声が聞こえている。なるべく早く駆除して安心して皆さんが大きなイベント、みんなダメになってるんで。
町は、もう1頭いるとみられるクマへの警戒を強めています。