28日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに小幅反落した。
経営破綻したシリコンバレー銀行をめぐって、アメリカ南部ノースカロライナ州のファースト・シチズンズ銀行が買収すると発表したことなどを受け、金融システムへの不安が後退し、買いが先行した。
一方で、FRB=連邦準備制度理事会による金融引き締めが続くことが改めて意識され、午後は売りが優勢となった。
結局、ダウ平均は前日比37ドル83セント安の3万2394ドル25セントで取引を終えた。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は続落し、52・76ポイント安の1万1716・08だった。