立ち込める霧の中、黒いコートに身を包む北朝鮮の金正恩総書記。


隣りに寄り添うのは、娘のジュエ氏とみられる。

3月20日朝、朝鮮中央テレビが公開した写真。19日に行ったとする、核を使った弾道ミサイルの発射訓練だと伝えている。

そんな中、注目したいのが、厳しい表情で立ち合う金正恩総書記の右端に写る人物。

1人だけ顔にモザイクがかけられ、サングラスをしているようにも見える。この人物は誰なのか。
フジテレビ 鴨下ひろみ客員解説委員:
(暗殺などで)その人がもしいなくなってしまうと、なかなかその代わりがいないような、キーパーソンの1人であることは間違いない。

韓国や日本を標的とした想定で作られた「戦術核運用部隊」。そのトップではないかと推測している。しかし、なぜ顔を隠してまで登場させたのだろうか。

フジテレビ 鴨下ひろみ客員解説委員:
戦術核運用部隊というのがすでに実戦段階に入って、それを指揮する責任者がいるということを内外に示したかったのではないか。

現在行われている米韓合同軍事演習に、強く反発する北朝鮮。戦術核を実戦配備するため、訓練を続けることを示唆している。
(「イット!」3月20日放送)