ボリューム満点のハンバーグ。石川県白山市の老舗洋食店「グリル味吉亭」の人気メニューだ。自他共に認めるおしどり夫婦が、二人三脚で47年間、ずっとお店を守ってきたこの店。人気の秘密はどこにあるのか?

47年間変わらない人気メニュー「ハンバーグ」
石川県白山市にある「グリル味吉亭」

店内は、まるで昭和で時が止まったようなただずまいだ。

店を営むのは、自他共に認めるおしどり夫婦。二人三脚で47年間、ずっと店を守ってきた。

出会いは高校卒業後のアルバイト先!2人で出かけるのが休日の楽しみ
竹内章アナウンサー:
ご主人が料理の道に入った経緯は?
店主 北村吉啓さん:
高校を卒業して、当時友達がお店で仕事をしていた。友人から「しばらくアルバイトに来ないか?」ってそこにアルバイトに行った。
北村民子さん:
私もそこで接客をやっていて。
竹内アナ:
お店の女の子に…
吉啓さん:
あぁ…そうです。ってなるわね(笑)

吉啓さん:
借金に追われてずっとお金返すのに一生懸命でいつの間にやら。

竹内アナ:
お休みの日は?
吉啓さん:
バスや電車に乗って2人で旅行に出かけることが多い。




吉啓さん:
鹿児島県の指宿温泉で砂風呂にも入ってきたし。
民子さん:
冥途の土産にって言って。訪れた先をテレビで見るたびに「ここ連れていってもらったね」って。

竹内アナ:
人気メニューは?
吉啓さん:
ハンバーグでしょ、カツスパゲッティとオムライス。何がいいのか分からないけど、お客さんによく言われるわ。別に変わったことをしている訳ではない。昔のハンバーグを作っているだけ。

47年間変わらない味=豚3:牛7で2度挽きのタネは一晩寝かせる
ハンバーグの合い挽き肉は豚肉3割、牛肉7割。北村さんが修行時代に覚えたこの比率はずっと変わっていない。ひき肉に玉ねぎを加え、パン粉を混ぜる。

吉啓さん:
僕の場合は一日寝かせるんです。こうすることで馴染む。

1人前は約350gのボリュームのハンバーグ。普通の1.5倍ほどのボリュームだ。一晩寝かせたタネをフライパンで焼く。

更にオーブンで火を通す。

最後に、自家製のデミグラスソースをかけて、目玉焼きを乗せたらグリル味吉亭のハンバーグの完成だ。


竹内アナ:
大きいですね~嬉しい。「懐かしいハンバーグ」と言われると確かに。

吉啓さん:
素直な味でしょう?2度挽きしてある。
竹内アナ:
だから食感が滑らかというか柔らかい感じ。

竹内アナ:
お店はランチとディナー営業?
吉啓さん:
今はディナーやっていません。ランチだけです。コロナ禍になってから。土日は夜するつもりだったが、年取ったらひどくなって出来なくなった。
民子さん:
お客さんが「営業時間が短くても良いから末永く営業して」って言うから。


石川県白山市にある「グリル味吉亭」他にもカツスパゲッティなども人気があるこの店。47年間変わらない味を求めて、一度訪ねてみてはいかがだろうか?
(石川テレビ)