農業機械メーカーのクボタがFビレッジで運営する農業学習施設「KUBOTA AGRI FRONT」。農業と食を学べる施設で、中ではイチゴやトマトなどを栽培している。

最新AIで自動栽培…リーフレタス

5月12日は、ファイターズやFビレッジ内のレストランの職員ら約20人が集まり、初めて収穫された野菜の試食会が行われた。

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クボタ ファーム統括マネージャー・石井裕樹さん:
作物が栽培されている環境の中に入っていただいて、作物や土の匂い、農業の最前線を体感してもらいたい

試食会のお目当ては最新の技術で栽培されたリーフレタス。リーフレタスの苗は高さ3メートル、幅8メートルの引き出しの中で育てられている。栽培はほぼ自動で行われていて、カメラやセンサーで葉の色や大きさを見分け、レタスに最適な量の光と水、肥料を与える。

そのため、品質は均一で1日最大140株のレタスが、露地物の半分ほどの期間で収穫できる。

とれたレタスは、施設のカフェで販売されている。

Fビレッジ産のレタスのお味は?

収穫されたレタスを試食した感想を聞くと…。

ファイターズ職員:
できたものがそのまま目の前で消費されて、作る過程も感じられるのは新しい

レストランシェフ:
一般的なレタスより、茎と葉のコントラストがある。レタスのパスタにもできる

ファイターズ職員:
おいしいおいしい。味のグラデーションがある

クボタ社員:
まずは弊社のレストラン、近隣の事業者や外販も検討。トマト、イチゴ、アスパラも将来できますので、セット販売もできればおもしろい

今後はルッコラやバジルなど様々な葉物野菜を自動栽培する予定だ。
収穫した野菜はFビレッジ内のレストランで提供される予定で、マルシェのような販売イベントも計画している。

(北海道文化放送)

北海道文化放送
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