2023年3月13日から、マスクの着用は個人の判断になった。

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6日昼の原宿を定点観測すると、マスクをしていない人は約11%だったが…(※ココ調しらべ)。

しかし13日には、マスクしていない人が約21%に増加(※ココ調しらべ)。

マスクを外した人:
マスクがないと気持ちいいっていうか涼しいです。

マスクを外し、開放感を味わいつつも「マスクは持っている?」と聞くと…

マスクを外した人:
持っています。電車は結構、私はマスク着けるようにしています。

マスクを外す人のほとんどが、付けたり外したりの“二刀流”スタイル。でも一体、どんな時に着け、どんなときに外しているのか?「マスク着脱の境界線」をココ調した。

着けて外して…マスク“二刀流”が7割超え

まずは街の人が「これからマスクを外すのか?」を調査。

都内で50人にアンケートしたところ、今後もマスクを着け続けると答えた人は11人、常に外すと答えた人は2人。そして、状況に応じて外すと答えた人は37人と、「7割以上が二刀流で使い分ける」と答えた。

では、その判断はどこに境界線があるのか?

19歳 学生:
人によってはワンチャン変えるかも。

19歳 学生:
目上の人とかは気にする人いるかなと思って、着けています。

マスク着脱の境界線は「一緒にいる相手」。目上の人の前では外さない、という判断だそうだ。

続いて、高校生4人組に話を聞いた。普段は外すそうだが、カメラの前では恥ずかしくてマスク姿。

女子高校生:
仲いい友だち、中学校とかずっと知り合いの人だったら、外していても別にいいけど、初めて会った人に顔を見られるのはちょっと嫌かなって。

マスク着脱の境界線は「相手との仲良し度」だと回答。

仲が良く、素顔を知っている人の前では外し、それ以外の相手なら恥ずかしいので着けるという判断。

一方、マスクを常に着けると答えた人たちもいる。

「いつ頃、マスクを外すか?」との問いには「周りが外したら」「みんな外したら外していこうかなと思います」と、マスクを常に付けるとした50人のうちの6割の人が、今後マスクを外すのは“周りが外したら”と答えた(ココ調しらべ)。

“できるだけマスク外す”会社員の1日に密着 どれくらい外した?結果は…

取材班は、今後できるだけ、マスクを外して生活することにしたという、IT系の会社員・比嘉健太さんの1日に密着。

会社員 比嘉健太さん:
外した理由としては、結構最近、暖かくなってきたので、着けたまま歩くと息が苦しくなったり、暑いな、蒸れるなっていうのが大きいですね。

自宅を出て徒歩約15分で、マスクを着用。

会社員 比嘉健太さん:
ここから駅なので、結構人が密集しているので。

比嘉さんも、着けたり外したり、マスクの“二刀流”だ。
そして午前8時ごろ、会社に到着。その後再び、お昼休みに合流すると…

ーー(仕事中)マスク外せましたか?
会社員 比嘉健太さん:

いや~、9割着けている雰囲気だったので外しにくかったです。

お昼休みの食事中のみ外し、休憩中もマスク姿。

結局、密着した13時間中、通勤の歩きと食事中の合計1時間弱しかマスクを外さなかった。

会社員 比嘉健太さん:
人が密集しやすいところとか密室空間とかだったら着けて、TPOなり、感染者数とか、環境を見てって感じですね。

TPOによって判断の“二刀流” 飲食店でも

TPOによって変える必要があるという“マスク着脱の境界線”。

実際、街の人たちへのアンケートでも、公共交通機関は96%、病院は90%、学校・職場は70%の人がマスクを着けると回答。

また、ショッピングモールで着けると答えた人は70%だが…

「そんなに長い時間滞在しないので(コンビニは外す)」「コンビニはなんかいいかなって思っちゃいます」と、スーパー・コンビニで着ける人は38%だった。

そんな中、都内の飲食店「金の蔵 池袋サンシャイン通り店」では、店員さんもノーマスク。

金の蔵 池袋サンシャイン通り店 堀越良樹さん:
(お店の方針が)スタッフは個人の判断に任せる。接客の面において、外した方が笑顔を見せられるので外しました。

お客さんの反応は?

飲食店利用者:
表情がわかるのでいいなと思いました。

飲食店利用者:
笑顔で出された方が、こっちも気持ちよく「ありがとうございます」って言えるし、おいしく感じます。

他にも系列店がたくさんあるのだが…

SANKO MARKETING FOODS シニアマネージャー 畑垣奈央さん:
弊社複数のブランドを持っているものですから、お客さまの年齢層の高いところなどは、マスクを外さずに現状のまま営業しましょうというように話しています。

お店側も“二刀流”でマスクを利用していた。

(「めざましテレビ」3月15日放送分より)