3月13日から、マスクの着用が屋外問わず個人の判断になった。取材すると、喜びや戸惑いを感じる人、様子見をする人など、それぞれの事情が見えてきた。

マスク外してもOK 喜びと同時に不安の声も…

マスクルールが緩和された初日の13日。皆さんはどう過ごしたのか?

稽古前に先生が“脱マスク”を呼びかけるも…
稽古前に先生が“脱マスク”を呼びかけるも…
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午後5時過ぎの横浜市の空手道場「空手道MAC 西袋道場」。先生が稽古を前に、「道場ではマスク外してもいいんだよ」と“脱マスク”を呼びかけたが…

マスクを外した子どもは1人だけだった
マスクを外した子どもは1人だけだった

子どもたちからは「まだコロナが怖い」「花粉症」といった声があがり、マスクを外した子どもはわずか1人だった。

2020年の銀座三越のライオン像はマスク着用
2020年の銀座三越のライオン像はマスク着用
約2年10カ月ぶちに脱マスク
約2年10カ月ぶちに脱マスク

午後の東京・銀座では、銀座三越のライオン像が約2年10か月ぶりにマスクを外した。

マスク着用が個人の判断になったことに、街の人は「前向きな気持ちになります」といった歓迎と同時に、「顔を出すのが恥ずかしい」といった戸惑いの声もあった。

卒園式で、マスクを外している子どもたち
卒園式で、マスクを外している子どもたち

午前9時ごろ、仙台市内にある「ドリーム幼稚園」の卒園式が始まった。
子どもたちが入場してくる姿を見てみると、全員マスクを外して参加している。マスクを外したことで、その表情がはっきりとわかる。

保護者の多くはマスクを着用
保護者の多くはマスクを着用

一方、子どもたちの後ろで見守る保護者の多くはマスクをつけていた。

保護者:
子どもたちは(マスクを)外してほしい一方、ちょっとまだ怖いかな

羽田空港やデパート、飲食店などでは、マスク着用を促すポスターなどの張り替え作業が行われた。

東京・池袋の「サンシャイン水族館」では、マスクを外して子どもたちとレジャーを楽しむ親子の姿があった。

保護者:
きょうから(マスクを)外しました。子どもと話すときも、着けていない方がコミュニケーションが取れるので

「周りがしているから」意外な着用理由

一方、午前8時のつくばエクスプレスの秋葉原駅。到着した電車から降りてくる人たちや、混み合う車内では、ほぼすべての人がマスクを着けているようだった。

しかし、その着用理由は意外なものだった。

マスク着用の理由を聞いてみると…
マスク着用の理由を聞いてみると…

マスク着用 男性:
みんながしているから、しているっていう理由。自分だけしていないと変なのかなって

マスク着用 女性:
慣れちゃって、マスクを外すのが怖くなってきた

マスク着用 女性:
顔を見られたくない。”目元詐欺“っていわれる時代。外すのが怖い

百貨店でも多くの人がマスクを着用していた
百貨店でも多くの人がマスクを着用していた

東京都内にある「東武百貨店 池袋本店」の催事場でも、マスク緩和の初日だが、ほとんどの人はマスクを着けている。マスクを外す選択をする人はごくわずかだ。

朝の東京・豊洲市場では、マグロの競りが始まると威勢のいい掛け声が響く。
皆、マスクを着用して参加している。大きな声を掛け合うことから、マスク着用を推奨しているという。

コロナ禍も丸3年が経過。新たな生活様式が浸透する中、ルールの緩和で“脱マスク“は進むのだろうか。

(「イット!」3月13日放送分より)