14日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は6営業日ぶりに反発し、上げ幅は一時490ドル近くに達した。

アメリカのFRB=連邦準備制度理事会による利上げが加速するとの警戒感が後退し、買いが広がった。

またシリコンバレー銀行とシグネチャー銀行の破綻が他の銀行にも連鎖するとの懸念が薄れたこともあって、金融株が買われたことも相場を押しあげた。

一方で、黒海上空でアメリカ軍の無人機がロシア軍の戦闘機と衝突したと伝わると、地政学的な緊張の高まりを受け、一時マイナス圏に沈む場面もあった。

結局、前日比336ドル26セント高の3万2155ドル40セントで取引を終えた。

ハイテク株主体のナスダック総合指数は続伸し、239・31ポイント高の1万1428・15だった。