街頭インタビュー:
卵焼きを作るときに、ちょっとマヨネーズを入れてかさ増しする。
街頭インタビュー:
だし汁なんかで薄めたり、(卵)2個使うところを1個で済ませたり、考えながらやっています。
卵の高騰と品薄をうけ、使う個数を減らしたり、代用品でまかなったりと、みなさん様々な工夫をしている。
SNSを見ても…親子丼にお麩(ふ)を入れてかさましする人や、すき焼き用の卵をウズラにする人も!
そこで、「価格が高騰&品薄の “卵”をどう工夫して使っているのか?」ココ調する。
【使う卵の数を減らす工夫 1】1つの卵で目玉焼きが2つ!?
「卵」をどう工夫して使っているのか?さっそく街で調査開始!
まずは「使う卵の数を減らす工夫」を聞いた。
街頭インタビュー 母:
茶わん蒸しで(卵)2個使うところを、1個使ってスープみたいな茶わん蒸しにして。
街頭インタビュー 娘:
味は変わらなくて、めっちゃおいしい。
使う卵を半分にして、スープのような“ゆるめの茶わん蒸し”に。
街頭インタビュー:
お弁当にも卵焼き入れます。なめたけを入れています。それで味がついていておいしいし、少しかさ増しにもなるので入れています。
街頭インタビュー:
卵を冷凍して、半分に割れば2個、目玉焼きができる。
1つの卵からどうやって2つの目玉焼きができるのか?
まずは一晩、冷凍庫で寝かせ、凍らせた卵の殻をむき…それを半分にカット。
あとは切り口を下にしてゆっくり焼けば、1つの卵が2つの目玉焼きに。
この動画はSNSで200万再生されるなど、話題になっている。
しかし、「卵を凍らせるときには注意が必要だ」と管理栄養士はいう。
管理栄養士 竹内寿美恵さん:
冷凍すると中身が膨張して殻が割れやすく、中に雑菌が入りやすくなってしまいますので、しっかりと加熱することが必要だと思います。
【使う卵の数を減らす工夫 2】スフレ状にして倍のボリュームにかさ増し
そして、使う卵の数を減らす工夫は他にも…。
街頭インタビュー:
オムレツを作るときに、今までだと卵は8個は使っていたんですけど、6個とか5個でおさめるようにしています。
オムレツで使う卵を2個以上減らしているという、こちらの女性。
街頭インタビュー:
スフレ状に最初からふわーっと泡立てて量をかさ増しして、少しでも使わないように使わないようにっていう工夫はしています。
普通のオムレツと“スフレオムレツ”を比べてみると、同じ2個の卵で作られているがスフレオムレツが約2倍の厚さに仕上がった。
気になる食感は…。
德田聡一朗アナウンサー:
外は卵焼きの生地みたいなんですが、中はもうすごくふわふわしています。
さらに、このボリュームをキープするには、あるひと工夫が必要!
管理栄養士 竹内寿美恵さん:
泡立てるときに少量の砂糖を入れると、きめ細やかなメレンゲができるので、ふわふわが持続します。
【代用品を使った工夫】スクランブルエッグ入れるかさ増し方法は?
続いての工夫は「卵の代用品でかさ増し」。
街頭インタビュー:
2人前の親子丼作るときは、卵1個に対して(高野)豆腐のそぼろを使って、かさ増ししたりとかしますね。
こちらの女性が作る親子丼は、卵を減らし、その代わりに高野豆腐でかさ増し。冷蔵庫にある残りもので代用していた。
また、街ではこんな声も…。
街頭インタビュー:
スクランブルエッグが大好きで、久しぶりに食べたいなと思っているんですけど、なかなか(家で)出してくれない、卵の値段が高いから。食べたいですねスクランブルエッグが。卵ロスですね。
大好きなスクランブルエッグが食べられなくなった、高校2年生の望月さん。
そこで、「代用品でかさ増しするスクランブルエッグ」を街の人に教えてもらった。
街頭インタビュー:
マヨネーズとかスクランブルエッグ。ふわふわにしたいときとか(入れる)。
街頭インタビュー:
豆乳は混ぜちゃいます。おなかにはたまるかな。
街頭インタビュー:
スクランブルエッグに千切りキャベツをたくさん入れて、あとチーズも入れて、かさ増しもあるんですけど、千切りキャベツも余っていたので一緒に作りました。
スクランブルエッグ大好き高校生・望月さんにも、料理レシピサイトで人気の“キャベツが入った一品”を食べてもらうことに。
約1カ月ぶりに食べるという大好物、そのお味は…。
望月さん:
いただきます。うま…やば…。本当に久しぶりに食べたので。キャベツが入っていると思うんですけれどおいしいです。
これからもいろいろな方法で、かさ増ししたスクランブルエッグを楽しんでください。
【卵を使わない工夫】見た目はオムライスだが、卵を全く使わない!
そして最後は「卵を全く使わない工夫」。
今、料理動画サイト「クラシル」で注目されている“オムライス”がある。
注目の理由は、そのオムライスは卵を1つも使っていないから。
クラシル広報 福丸玲さん:
卵が高くなる前に比べて、約1.5倍の検索数に増えています。
卵の代わりに使ったのはカボチャと木綿豆腐、薄力粉、スイートコーン、塩こしょう。
これらをミキサーで混ぜ合わせ、クッキングシートを使い、クレープのように薄く広げていく。
そのままシートの上で片面を弱火で5分。ひっくり返して焼き色がついたらチキンライスに乗せて、卵を全く使わないオムライスが完成。
本来の卵の黄色と甘みは、カボチャとスイートコーンで再現。さらに栄養面を見ても、レシピに使われている木綿豆腐のタンパク質が卵のタンパク質を補ってくれるという。
德田聡一朗アナウンサー:
普通のオムライスと比べて生地の中がすごくしっとりしていて、味に関しては普段食べているオムライスとあまり変わらないような気がします。
一度、作ってみてはどうだろうか?
(「めざましテレビ」3月1日放送分より)