大好きな猫たちが快適に過ごせるようにと、高知市の女性が10年かけて特製ケージを作り上げた。「ドールハウス型」の温かみのある“おうち”は、見た目はもちろん、機能性にもこだわっている。
かわいい“猫のおうち”「手作り館」
ピンクの壁に小さな窓。実はこれはドールハウス型の猫ケージ、その名も「手作り館」だ。
柏井裕美子さん：
市販の猫ケージだとオリっていう感じがして。大切な家族なので“おうち”に住んでほしくて。でも売ってなかったんですよね。それで自宅の猫に作ってあげようと思って
「手作り館」の生みの親で、高知・日高村出身の柏井裕美子さんは、大好きな猫に温かみのあるかわいい“おうち”を作ってあげたいと、10年前から個人的に試作を重ねてきた。
親戚や友人からの評判が良かったため本格的にケージ作りに乗り出し、3年前に猫ケージの専門会社「Kokosuki」を設立。高知市で家具や建具を作っている会社「岡崎工芸」に製作を依頼し、理想のケージが完成した。
ーー「手作り館」の特徴は？
柏井裕美子さん：
全開に開いてお手入れがしやすくしています
屋根も開閉できるため、ケージ内を隅々まで掃除することができる。
ヒノキで作られた温かみのある“おうち”
また、「手作り館」は全て高知県産のヒノキで作られていて、木のぬくもりを感じられる
だけでなく、消臭効果も期待できる。
石井愛子アナウンサー：
ヒノキのいい香りがしてきますね。猫特有の臭いが気になる人もいると思うんですけど、全くないですし、リラックスしますね
川田卓史カメラマン：
猫ケージの中に入っていくと、ヒノキの板が全面に貼られています。2階が猫ちゃんの寝室です。天井からは光がしっかりと差し込みます
柏井さんの愛猫・カエデちゃんとハッピーくんも、この“おうち”が大のお気に入り。小さな窓からお手々がぴょーん！ ハッピーくんが、窓から顔をのぞかせていた。
気になるお値段は、ひとつ34万5,000円（税抜）と少し値は張るが、細部までこだわり抜いた「手作り館」だからこそ見られる表情もある。
柏井裕美子さん：
眺めるだけで「ドールハウスに住むかわいい家族」って感じなので、毎日が楽しい。使っていても、使い勝手もいい。中に入れたときの猫の表情とかも生き生きしていて、多くの飼い主さん・猫ちゃんを幸せにするんじゃないかと思っています
猫ケージ「手作り館」は、2023年4月に販売開始される予定となっている。
（高知さんさんテレビ）
