愛知県豊橋市で2月18日、路面電車を“リング”にしたプロレスが開催された。興奮の熱戦は、場外乱闘ならぬ車外乱闘に発展も…。

リング自体が場外乱闘!?…レスラーも観客も一体感「市電プロレス」

狭い車内でもみ合うマスク姿のレスラーたち。チョップにエルボー攻撃、さらにはつり革を使ってのドロップキックも…。

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舞台は愛知県豊橋市を走る路面電車の中、国内初という「市電プロレス」だ。

目の前で繰り広げられるファイトに、乗車した観客からは熱い声援が送られた。

勝負は豊橋の「駅前」から「赤岩口」の停留場までの約25分間。停留所に停まるごとに新たなレスラーが乗り込み、車内は大盛り上がりとなった。

この市電プロレスを企画したのは、愛知大学のプロレス同好会の部長、マチョ・ギャローズこと杉浦永卓さんだ。

学生プロレスの知名度アップと街の活性化を目的に、市電を運行する豊橋鉄道と交渉を重ねて実現した。

最後は場外ならぬ“車外”へ。はたき合いを繰り広げ、3カウントで決着した。

観客A:
すごく楽しかったです。興奮しました。めちゃめちゃ面白かったです

観客B:
日常的な路面電車の中で非日常のプロレスをやっているというギャップがすごく楽しかったです

観客C:
揺れながらそういう面白さもあって、こんな機会なかったのでよかったです

愛知大学プロレス同好会の杉浦永卓​部長:
やっぱり豊橋のシンボルといえば路面電車なので、そこを使ってプロレスができないかと思いました。リング上と違って、硬さだったり狭さが際立っていて、難しいという部分は多くありました。市電プロレスという日本初の偉業をやれたことは、とても感慨深い気持ちです

マチョ・ギャローズこと杉浦永卓さんは4年生で、学生プロレスは間もなく引退だ。春からは安城市で中学の社会科教師となるものの、プロレスは続けていきたいと語っていた。

(東海テレビ)

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