北朝鮮は、18日に行ったとするICBM=大陸間弾道ミサイル級「火星15」型の発射訓練の映像を公開した。

朝鮮中央テレビはきのう19日の放送で、平壌近郊の国際空港で18日に行ったとするICBM「火星15」型の発射訓練の映像を公開した。


訓練は、事前の計画なしに金正恩総書記が「ミサイル総局」に命令したとしている。

また、金総書記の妹・与正氏は談話を発表し「極めて強力な圧倒的対応を実施するだろう」として、アメリカと韓国を牽制した。
北朝鮮が「火星15」型発射訓練の中…日米・米韓がそれぞれ訓練

一方、アメリカと韓国が空軍の合同軍事訓練を行ったほか、自衛隊とアメリカ軍がきのう19日、日本海の上空で共同訓練を行い、日米の戦闘機が編隊を組んで飛行する映像が公開された。

関係者は、ミサイル発射への“対抗措置”と説明している。

防衛省によると、訓練には航空自衛隊のF-15戦闘機とアメリカ軍のB-1B爆撃機、F-16戦闘機のあわせて9機が参加した。

防衛省は、「ICBM級の発射など安全保障環境がより厳しさを増す中、日米同盟の抑止力・対処力を一層強化した」としている。
20日“北”が2発の弾道ミサイル発射 日本海に向け…
こうした中、防衛省は20日、北朝鮮が午前6時59分と午前7時10分に、あわせて2発の弾道ミサイルを日本海に向けて発射したと発表した。
北朝鮮によるミサイル発射は、2023年に入りこれで3回目となる。