きれいな料理を撮影してSNSで公開するのはもうおなじみ!
拡散効果を狙ってか、札幌市でも写真映えする一品を提供する店が続々と登場している。
見た目も味も超一流!そんな専門店を取材した。

宝石のようなビジュアル…味も絶品

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竹筒の中のご飯の上にのせられた色鮮やかなお肉…そこに生タマゴがとろ~り。

さらに!その上にはウニ!そしてイクラまで!

写真に収めて誰かに見せたくなる豪快かつ斬新なビジュアル。果たしてこの料理の正体は?

この料理、本当の主役は真っ赤に輝くこのお肉なのだ。

思わず写真に収めたくなるこの一品を提供しているのは、2022年の暮れ、京都から札幌に上陸したお店だ。

千須和 侑里子 キャスター:
店内はすごくシンプルでおしゃれな店内ですが、テーブルにはロースターがあります。ここは焼肉店なんです

地下鉄東西線円山公園駅からすぐの「とろユッケ まるいち」。

和牛専門の焼肉店だが、その名の通り一番のウリにしているのが…。

とろユッケ まるいち 朝岡 典希さん:
"赤ユッケ丼"になります

とろユッケ まるいち 朝岡 典希さん:
飲食店で使われる肉の99パーセントは過熱用の肉ですが、生食用の肉を生産する業者がいまして

ユッケとは、肉のお刺身の事。
この店では、基準を満たして出荷された、和牛の内もも肉を生で提供している。
ウニとイクラ、黒トリュフをはじめユッケによく合うという12種類の具材も選べる。

千須和 侑里子 キャスター:
どうしてこのようなビジュアルに?

とろユッケ まるいち 朝岡 典希さん:
食べる前からお客様には幸せになってもらいたい。お客様の視線に入りやすく写真映えするように高さを出すため珍しい器に入れています

この一品写真だけではなく、動画の撮影にもぴったり!
タマゴにお箸を入れてみると…。

千須和 侑里子 キャスター:
うわぁ~ とろ~っと タマゴがうわぁ~! ほどよい脂があり、うま味もしっかりあっておいしいです。そこにタマゴの黄身とウニのとろとろ感が加わるので、もう"極上の舌触り"です

でも、ユッケは赤だけではない!

とろユッケ まるいち 朝岡 典希さん:
お待たせしました。白ユッケ・赤ユッケになります 

さしがたっぷりと入った霜降りのスライス肉は、和牛のリブロースのユッケ。
その上に赤ユッケが乗るという斬新さ!お肉でお肉を巻いていただく。

千須和 侑里子 キャスター:
全く舌に残ることなくさらっととろける感じで、その後に赤ユッケの程よい歯ごたえと、うま味。そして最後にふわっと消えていきました

他では見ることも味わうこともできない逸品。
写真映えするだけではないお肉の専門店だ。

見て楽しい!食べておいしい飴細工

さらにこんなお店も!

千須和 侑里子 キャスター:
ハサミでちょきちょきと形を作っていきます。これは犬の顔では? どんどん体もできていく!これは何でできているのですか?

あめ細工 すずめや 小笠原 豊さん:
これは飴です!

シッポや耳を揺らしながら元気いっぱいに走るわんちゃん。

毛並みの柔らかさや躍動感さえ感じるこの一品。
しっかり首輪まで再現しているが、すべて飴でできているのだ。

このお店は「すずめや」。
北海道では珍しい飴細工の専門店だ。

千須和 侑里子 キャスター:
ウサギやシマエナガなど可愛らしい鳥も!本当にバリエーションが豊かですね!

あめ細工 すずめや 小笠原 豊さん:
ベースは旭山動物園で活動をしていました。夏の間だけですが。コロナ禍でここ数年間、動物園には入れなくて…

店主の小笠原さんは、元々は観光バスなどのドライバー。

仕事の合間に趣味として行っていた紙芝居を通し飴細工に出会った。
練習を始めて約20年。
2022年の暮れ、札幌市に念願の専門店を構えた。

千須和 侑里子 キャスター:
美しい、圧巻ですね。すごい

あめ細工 すずめや 小笠原 豊さん:
小鳥が羽ばたいている感じです

作業は一瞬で終わってしまうが、ハサミづかいは繊細。
羽根づくりをスローで見ると、その職人技がよく分かる。
親子3世代で訪れる客も多いというこのお店。
子供向けの体験教室も行っている。

あめ細工 すずめや 小笠原 豊さん:
飴細工というのは思い出に残っていく。細工菓子でもあるけれど、芸事でもある。作っている所も見せる。見て楽しい、食べておいしい。そして思い出に残る。そこが魅力だと思っています

鮮やかな技で写真だけではなく、心にも映える飴細工。
実際にご覧になってはいかがだろうか?

(北海道文化放送)

北海道文化放送
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