昨年7月の初当選以来国会欠席を続け、懲罰委員会にかけられているNHK党のガーシー参院議員が、新たに5本の質問主意書を参院に提出し、2月14日に受理されたことがわかった。
ガーシー議員の質問主意書は、8日にも受理されており、あわせて6本となる。

質問主意書とは、国会議員が国政に関して内閣に対する質問を議長に提出する文書。議長から送付を受けた内閣は原則として7日以内に答弁書を作り、閣議決定して回答する。
質問主意書は委員会などの質問時間と違い、提出するのに政党(会派)の人数は問われない。
今回受理された質問主意書は「日本放送協会の郵便法違反に関する質問主意書」「日本放送協会の放送受信料の免除に関する質問主意書」「議員立法の政策評価に関する質問主意書」など5本。
3月末にガーシー議員が質問に立つ可能性のある総務委員会を意識した内容だ。

ガーシー議員は、これまで「国会に出席することだけが、国会議員の仕事じゃない」と主張しており、質問主意書の連発で、国会に出なくても議員の仕事ができるとアピールしたい思惑がうかがえる。
しかし、国会欠席に対し、与野党からの批判は強い。21日の参院の懲罰委員会で、ガーシー議員に対する具体的な懲罰が検討される。