一連の広域強盗に関与したとみられ、フィリピンから移送された渡辺優樹容疑者(38)の特殊詐欺グループについて、さらにフィリピンにいる数十人が関与しているとみて、警視庁が捜査していることがわかった。


渡辺容疑者をリーダーとするグループは、2019年にメンバー36人がフィリピンで摘発されたが、渡辺容疑者と数十人は摘発を逃れ、その後も特殊詐欺を繰り返していたとみられている。

捜査関係者によると、さらにフィリピンにいる数十人が特殊詐欺に関与していたとみて、警視庁が実態解明を進めていることがわかった。

このうちフィリピンの収容所にいる山田李沙容疑者(26)について、警視庁は「かけ子」として関与した疑いで逮捕状を取っていて、早期の身柄の引き渡しをフィリピン側に求めている。
