アメリカの首都ワシントンでは今、治安の悪化が懸念されている。その理由の一つが、メトロバスだ。

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ワシントン市内を循環し、1回あたり2ドル(約260円)で乗車できるメトロバスは、市民生活を支える大切な交通手段だ。

そのメトロバスが2023年夏から無料となり、一部区間では24時間運行される。

物価の高騰が続く中、ワシントン市民にとっては嬉しい試みだが、利用者からは「最近、バスの中での犯罪をよく聞くので少し不安になる」「どんな人が乗っているかわからないし、安全が強化されればいいと思う」といった声が聞かれた。

市や議会は、人口の増加や利便性の向上をメリットにあげている。一方で維持費の増加や車内の警備強化など多くの課題も残されていて、利用者の不安を払拭できるのかが問われている。

（報告：FNNワシントン支局　郁子・カリクレッテ）

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