国会の欠席を続けるNHK党のガーシー参院議員への懲罰を検討する参院の懲罰委員会が10日、始まった。
委員会でガーシー議員のオンラインでの弁明が認められないことについて、同党の立花党首は会見で、「国会によるハラスメントだ」と批判した。
この記事の画像(4枚)委員会では、尾辻参院議長が、ガーシー氏が、これまでの国会に加え、今の国会でも欠席を続け、出席を求める文書「招状」を出しても正当な理由なく出席しないなどと、懲罰委員会に付託した理由を説明した。
次回の委員会は、21日に開かれるが、鈴木委員長は、ガーシー氏本人が出席して弁明するか、代理の議員が弁明するか、希望を回答するようガーシー氏側に伝えた。
立花党首は会見で、出席しないのは「NHKの郵便法違反を国政調査権に基づき国会が追及しないから」とした「国会を欠席する弁明書」を参院の事務局に提出したと明らかにした。
そして立花党首は、ガーシー氏の代理で同党の浜田聡参院議員が弁明する場合も、「粛々とこれを読むだけ。それ以外は何も言わない」と述べた。
懲罰委員会がオンラインでの弁明を認めないことについて立花党首は、「直接会わないと話を聞かないのは、国会によるハラスメントにあたる」と強く反発した。
さらに、「あらゆる手段を使って追及するのが国会だと思うが、都合の悪いことは理由をつけてやらない典型だ」と述べ、委員会の方針を批判した。