尾辻参院議長は2月8日、国会への欠席を続けるNHK党のガーシー参院議員を懲罰委員会に付託した。
ガーシー氏は去年7月の初当選後、国会への欠席を続けていて、尾辻議長は1月30日に、文書で国会への出席を求める「招状」を国会法に基づき出している。

国会法では、議員が「招状」を受け取った日から7日以内に出席しなければ、懲罰委員会に付すよう定めているが、ガーシー氏は8日の本会議も欠席したため、尾辻議長は8日、ガーシー氏を懲罰委員会に付託した。
これにより、懲罰委員会でのガーシー氏の処分の検討が始まることとなる。

NHK党の立花党首はガーシー氏が3月上旬に帰国し、3月下旬には国会審議に出席する見通しを1月に示していたが、立花党首は8日、記者団に対し、ガーシー氏の帰国について「不当な法の裁きを受ける恐れが払拭できない」などとして「3月に戻ってくるかどうかは決めかねている」と述べている。