帝国データバンクが食品メーカー195社を対象に調査したところ、2月に値上げする食品は5463品目にのぼる事が分かった。
また1月から4月までの累計は1万2000品目近く(1万1960品目)に達し、2022年の5573品目に比べて2倍のペースで推移している。
2023年1月以降の値上げを品目別にみると、缶詰やウィンナー製品など加工食品が6657品目と最も多く、次いでドレッシングやポン酢などの調味料(2236品目)、輸入ワインなどの酒類・飲料(1810品目)と続く。

また、値上げの要因としては、99.5%とほぼすべての品目で原材料高があげられたほか、エネルギー、プラスチック容器などの包装・資材の値上がりが続いた。

帝国データバンクは、「電気・ガス代でも今後さらなる上昇の余地が残るうえに、去年上昇したコストを十分に価格転嫁できていない企業・商品も多い。値上げの動きが収まる気配は見られない」と指摘している。