第一生命は「サラっと一句!わたしの川柳コンクール」ベスト100を1月26日発表した。

今年は、物価高などを詠んだ作品が目立った。

「サラリーマン川柳」から名称を変更して初めての開催となった今回は、「コロナ禍」に加え、「物価高」など世相を表す句が多く選ばれた。

「また値上げ 節約生活 もう音上げ」
「小遣いも 『家族割だ」と 値引きされ」
「ついてけぬ 物価上昇 子の会話」

「小遣いも 『家族割だ」と 値引きされ」(イメージ)
「小遣いも 『家族割だ」と 値引きされ」(イメージ)
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など、たび重なる値上げに苦労する姿を笑いに変える句が並んだほか、去年10月に始まった「産後パパ育休(出生時育児休業)」についての句も。

「イクメンへ パパも育てる キャリアママ」
「育休を とった夫が 子と化した」
「仕事より ダメ出し食らう 育児家事」

「仕事より ダメ出し食らう 家事育児」(イメージ)
「仕事より ダメ出し食らう 家事育児」(イメージ)

また、マスク生活が当たり前になるなど長引くコロナ禍を詠んだ句が今年も多く並んだ。

「顔知らず 共に働く 新時代」
「増えてきた 素顔を知らない 知り合いが」
「歓迎会 開かれぬまま もう異動」

「顔知らず 共に働く 新時代」(イメージ)
「顔知らず 共に働く 新時代」(イメージ)

さらに、スポーツ界からは、

「ワクチンと 村上打って 熱上がる」
「令和では 翔平 朗希 村神様」

など、プロ野球で大活躍を見せたヤクルトの村上宗隆選手などの活躍を詠んだ句がランクインした。

ベスト10の投票は、1月26日から3月18日まで行われる。

経済部
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「経済部」は、「日本や世界の経済」を、多角的にウォッチする部。「生活者の目線」を忘れずに、政府の経済政策や企業の活動、株価や為替の動きなどを継続的に定点観測し、時に深堀りすることで、日本社会の「今」を「経済の視点」から浮き彫りにしていく役割を担っている。
世界的な課題となっている温室効果ガス削減をはじめ、AIや自動運転などをめぐる最先端テクノロジーの取材も続け、技術革新のうねりをカバー。
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財務省や総務省、経産省などの省庁や日銀・東京証券取引所のほか、金融機関、自動車をはじめとした製造業、流通・情報通信・外食など幅広い経済分野を取材している。