演歌歌手の三山ひろしさんが、故郷・高知のステージで新曲を披露。年末の「紅白歌合戦」の裏話も飛び出した。
8度目出場“紅白”ウラ話 けん玉の師匠と2人で大技も披露
高知市のこうち旅広場で、1月15日に行われた三山ひろしさんの新曲発売イベント。
この記事の画像(12枚)――もうすぐ三山さんに会えますよ
広島から来た女性:
もうドキドキじゃないですか。(三山さんに)ついて歌おうかなと思ってる
高知・梼原町から来た女性:
この方(連れの女性)が、うちへ朝4時に来てくれた。梼原を4時半に出てきた
――紅白は見た?
高知・梼原町から来た女性:
見たよ。よかったね。ブラボーやった
高知県内外から集まったファンは、約300人。そこに三山さんが登場した。
三山ひろしさん:
心に響くぬくもりの声、ビタミンボイス! 私、三山ひろし、今年15周年イヤーを迎えました。もんてきたでー!
三山さんは、8度目の出場となる、2022年のNHK紅白歌合戦で披露した「夢追い人」を熱唱。この曲を作詞・作曲した演歌界の巨匠・北島三郎さんは、三山さんの紅白出場をとても喜んでいたということで、こんなエピソードを披露した。
三山ひろしさん:
ことのほか、北島先生が喜んでくださいまして、「おお、三山、がんばって歌ってこいよ。俺が(紅白用の)衣装買ってやるから」と言ってくれた。「本当ですか北島先生、ありがとうございます!」(とお礼を言うと、)「いいんだ三山、気にするな。お前は俺の親戚なんだから」
そして三山さんが、「本当ですか? おじさん」と言うと、北島さんは「それはまだ早い」と話していたという。
またステージには、けん玉のギネス世界記録を一緒に樹立した、三山さんのけん玉の師匠・けん玉ちばちゃんが登場し、2人で大技を披露する場面もあった。
三山ひろしさん:
けん玉のギネス記録に挑むというプレッシャー、北島先生からいただいた歌を歌うというプレッシャー。何重ものプレッシャーを自分に課して、それを成功させてプレッシャーをはねのけた時に、良い2023年が迎えられそうだと思いました
新曲に込めた思い「パートナーへの思い伝えて」
2023年は、三山さんにとってデビュー15周年を迎える節目の年でもある。記念すべき年の新曲第1弾が、1月11日に発売された「どんこ坂」だ。「つらいことがあっても、あなたと一緒なら幸せ」という前向きな心情を歌った夫婦歌になっている。
会場には以前、高知さんさんテレビで放送中の番組コーナー「三山ひろしのさんさん歩」に夫婦で出演した、三山さんのけん玉仲間が応援に駆けつけていた。
けん玉仲間のイダ・マックスさん:
結婚して子どもが2人生まれまして。ずっと末永く家族で歩んでいく、その気持ちが込められている素敵な曲だなと思った
一方、こんなファンも。三山さんの芸歴の3倍、2023年に結婚45周年を迎える高知市のご夫婦だ。
ーーどんこ坂は夫婦の歌ですが、お2人は?
鳥居富雄さん(74):
どんこ坂です。ばっちし
妻・真紀子さん(69):
今回の歌はすごく良い
鳥居富雄さん(74):
私たちにぴったり
――夫婦円満の秘訣は?
鳥居富雄さん(74):
やっぱり趣味が一致するというのはいい
――夫婦円満の秘訣は三山さん?
妻・真紀子さん(69):
それが一番ある
鳥居富雄さん(74):
その通り!
夫婦について歌った「どんこ坂」。三山さんは、こんな思いも込めて歌っていた。
三山ひろしさん:
今回は、歌の中身は男女の姿ですけど、私とファンの皆様との2人連れで15年を歩んでまいりましたから、これから先も、つらい時もあれば、うれしく楽しい時もありますから、そういう思いを重ねながら、かみしめ合ってお互いに、いい年の重ね方で次のステージを見てみたいなという思いを歌に込めてお送りしました。これからも自分の故郷、郷土愛をしっかり持って、一曲入魂で歌っていきたい
三山さんはステージで、「紅白で使ったけん玉は本物の純金。玉の部分の重さは2kgで、1.5リットルのペットボトルより重くて大変だった」というエピソードも披露。
また、「カラオケで『どんこ坂』を歌う際には、さりげなく歌って、普段は照れくさくて伝えられないパートナーへの思いを伝えてほしい」と話していた。
(高知さんさんテレビ)