G7(主要7カ国首脳会議)の議長として、アメリカなどメンバー5カ国を歴訪した岸田首相が、15日夜、帰国した。

最後の訪問国アメリカを日本時間の15日未明、政府専用機で出発した岸田首相は、午後7時過ぎ、羽田空港に到着した。
今回の訪問で岸田首相は、フランス・イタリア・イギリス・カナダ・アメリカを1週間で巡った。

帰国に先立つ記者会見では、「各国首脳との間で様々な分野の意見交換を行い、トップ同士の信頼関係を深め、今後に繋がる結果を残すことができたことが何よりの成果」と強調。また、「G7が結束して法の支配に基づく国際秩序を守り抜いていくべく、連携していくことについて、改めて確認することができた」などと述べた。

国内では23日に通常国会の召集が控えていて、岸田首相は、「バイデン大統領から全面的な支持が表明された」とする敵のミサイル基地などを攻撃する反撃能力の保有や防衛費の大幅な増額などを巡って、野党との論戦に臨むことになる。