イギリス王室の中心メンバーから離脱し、アメリカに移住したヘンリー王子。
まもなく出版される回顧録の中で、兄のウィリアム皇太子から暴力を振るわれたと主張していることが分かった。

ヘンリー王子「襟首つかみ床にたたきつけられケガ」と主張

5日に撮影されたスペイン・マドリードの書店の店頭に並んでいるのは、ヘンリー王子の回顧録『SPARE(スペア)』。

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1月10日に世界同時発売の予定だったが、誤って5日前に販売されてしまい、その内容が明らかになった。

ことが起きたのは、メーガン妃と結婚した翌年の2019年。

ウィリアム皇太子がヘンリー王子に対してメーガン妃のことを「気難しい」「無礼」などと批判し、口論に発展した。
この時、ヘンリー王子はウィリアム皇太子に襟首をつかまれて床にたたきつけられ、背中に怪我をしたという。

その後、ウィリアム皇太子は謝罪したとしている。

王室「コメントすることはない」

回顧録の発売を前にしたインタビューでは、こんな発言も。

ヘンリー王子:
メーガンが経験したことは、ケイトやカミラが経験したことと一部では似ている。状況は全く違うが、そこに人種の問題が加わってマスコミが飛びついた。
 

また、ヘンリー王子は「イギリス王室からメディアへの情報のリークにはカミラ王妃が関わっている」などと主張。

地元メディアによると、こうした報道に王室は「コメントすることはない」としている。

発売前から話題となっている回顧録。
そんな中、ロンドン市内の書店では発売前にもかかわらず、すでに半額で売られる準備が進められていた。

売れ行きが不安なのか、それとも注目が高いうちに販売部数を伸ばすためなのだろうか。

5月にはチャールズ国王の戴冠式が予定されているイギリス王室。
王室批判を強めるヘンリー王子夫妻の出席が認められるのかどうか関心が高まっているが、ヘンリー王子は戴冠式への出席を見送ることを示唆している。

(「イット!」1月6日放送分より)