「沈黙は裏切り」インタビューで王室を批判

2020年にイギリス王室を離脱したヘンリー王子が、欧米メディアのインタビューに応じ、王室を批判した。

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その上で、「父や兄を取り戻したい」などと話した。

ヘンリー王子:
内密に事を進めようとすると、私や妻に関する不利な情報がリークされたりしました。ロイヤルファミリーのモットーは、「不平は言わない、説明しない」ですが、それは単なるモットーに過ぎない

ヘンリー王子は、王室が記者に情報をもらし、それを元に記事が書かれていると主張。
それらの記事が“王室によるコメント”になっていると話した。

ヘンリー王子:
この6年間、「あなたを守るために声明を出すことはできません」と言われていたのに、(王室は)他の家族のためには出す。(私たちへの)沈黙は裏切りということだ

1月10日に発売される回顧録は、チャールズ国王やウィリアム皇太子に触れる暴露本になるとみられている。

5月に戴冠式…ヘンリー王子夫妻の出席は認められるのか?

暴露の対象となるチャールズ国王は12月、初めてのクリスマス・スピーチを行った。

チャールズ国王:
私は今、ウィンザー城のセントジョージ礼拝堂に立っています。愛する母、亡き女王が愛する父と共に眠るすぐそばです

スピーチでは、亡き母・エリザベス女王に追悼の意を表した。

チャールズ国王:
クリスマスは、愛する人を亡くした人にとっては特に心が痛むときです。私たちは季節の節目節目に、その人がいないことを痛感し、大切な伝統行事を迎えるたびに、その人を思い出します

今年5月に予定されるチャールズ国王の戴冠式。

王室批判を強めるヘンリー王子夫妻の出席が認められるのかどうか。人々の関心が高まっている。

(「イット!」1月4日放送)