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東京・新宿区の四谷署で23日午前、捜査員に挟まれ、伏し目がちに移送される男。フラッシュのまぶしさからか一瞬、視線をあげたのは、沢口慎吾容疑者（47）だ。仲間たちと計画し、覚醒剤を密輸した疑いで逮捕された。

末端価格は約1億1700万円！　3Dプリンターが“隠れ蓑”　その手口とは

量は1.9kg、末端価格で、約1億1700万円相当に上る。

その手口は、覚醒剤と一緒に押収された機材、3Dプリンターを使ったものだった。

3Dプリンターで使用する「フィラメント」と呼ばれる、ワイヤーのような材料。

リールと呼ばれる部分に、このフィラメントのかわりに覚醒剤を巻き付けて隠していたことが、税関のX線検査で発覚。

覚醒剤は、アメリカから東京・目黒区の空き室のアパートに、国際郵便で密輸しようとしたとみられている。

12月1日、沢口容疑者が郵送先の空き室に荷物を取りにきたところを、現行犯逮捕された。
警察の取り調べに対し、容疑を認めているという。

（「イット！」2022年12月23日放送より）