2022年も残すところあとわずか。大掃除をする年末、多くの人が利用しているのが「不要品の買い取り」だ。
50代女性:
年末に向けてということで、思い切って。
30代女性:
掃除をしていて、捨てるのにはちょっとっていうのを持ってきました。

捨てようとしていた家電に、まさかの値段が!
高級ブランド品から、一見、価値のなさそうな使いかけの化粧品まで。
どんな物が、いくらで買い取ってもらえるのか?その現場を取材した。
使いかけのマニキュア 買い取って何に使う?
やって来たのは、全国に190店舗を展開する買い取り専門店「エコリング」。

その特徴は、使いかけや、壊れている物まで買い取ってくれること。

例えば、使いかけのシャネルの香水は500円。

金具が取れてなくなったルイ・ヴィトンの財布は1000円。

そして、こんな物も買い取り対象に。

シャネルの包装用リボンだけで10円。箱とリボンがセットになると100円に!

また、ワイヤレスイヤホンのケースは2000円。

全部そろっていないトランプも50円に。
女性が持ってきた使いかけの化粧品は、まとめて200円で買い取りになった。

だが、使いかけのものを買い取ってどうするのだろうか?女性も気になるようで…。

50代女性:
マニキュアって、どういうふうに?

鑑定士:
専門学生さんの練習とかに使われたり。

50代女性:
SDGsというか、何かのお役に立てるのであれば、自分の中で満足感も得られる。もちろんお金をいただけるなら、そりゃあすごくうれしいです。
“未使用”ボッテガのバッグ なぜ?結婚指輪を売る理由
続いてやってきたのは、70代の男性客。買い取ってほしいのは?

70代男性:
使わない買ったばかりのバック。査定してよかったら売っちゃおうかな。

2022年に買ったばかりだという、高級ブランド「ボッテガ」のバッグだ。
ほぼ未使用ということだが、一体いくらになったのか。

鑑定士:
1、2、3…11、12、13万と7000円のお渡しになります。
なんと13万7000円に!これには男性もうれしそうな様子。

70代男性:
売る味、買うより楽しいんだよね(笑)
鑑定士:
ははは。
続いては、初めて売りに来たという50代の女性。赤い箱を持ってきたが、その中身は?

50代女性:
刻印入りなんです…。

大小2つの指輪。結婚指輪だ。聞けば、離婚したわけではないというが、なぜこんな大事なものを売りたいのか。

取材班:
ご結婚されたときの指輪ですか?
50代女性:
2人とも入らなくなったので。結婚したときより指太くなっちゃって(笑)だったら年末に向けてと、思い切って。
サイズが合わなくなり、ずっとタンスの奥にしまっていたという。

今回売りに出したのは、このカルティエの結婚指輪と18金のネックレス。

3つでいくらになったのかというと、合計8万3553円。金額を見た女性は…。
鑑定士:
いかがなさいますか?

50代女性:
8万4000円になったりしないですか?
と、交渉をはじめた。その結果…。

鑑定士:
そしたら、空箱にお値段をつけておきます。
女性の粘り勝ち!これには大満足のようで…。

50代女性:
ありがたい限りです。これで年末越せそうかなと。

ちなみに、今回の取材で一番の高額買い取りは、カメラ取材NGの女性が持ってきたエルメスのケリーバッグ。

その額は85万円だった。
出張買い取りも おもちゃ・家電・衣類が50点
そして、店舗での買い取りに加えて、この時期に増えるというのが、直接自宅で査定してもらえる「出張買い取り」だ。

依頼したのは、新年に向け大掃除をしたばかりだという関山さん一家。

母親:
コロナ禍で、ずっと家にいたときに物が増え過ぎちゃって。
コロナ禍で増えすぎた物を処分するため、買い取りを依頼したという。

子ども:
ちっちゃいときに使ってたけど、もう使わないもん。これも、キツキツだから、この靴。いっぱい履いたよ、ちっちゃいとき。

サイズの合わなくなった靴や子どもたちのおもちゃ。さらに…。

母親:
持っていってもらえればいいかな、電化製品は。反応がよくなくなって、新しいの買い換えたまま置いてて。

捨てるか悩んだブルーレイデッキと、他の業者に一度断られたという壊れた扇風機など、全部で50点。

子ども:
不安なのは、これが(値段)つかないと思う。
母親:
お父さんの洋服なんだけどね~。
子ども:
絶対つかないと思う!

取材部:
なんで値段がつかないと思うの?
子ども:
もう何十回も着てると思うから!
値段がつくのか不安な物も多いというが、果たして…。

鑑定士:
ブルーレイは1500円です。

家族:
お~!!!
母親:
よかった、粗大ゴミに出さなくて(笑)

なんと、あの捨てるか悩んだブルーレイデッキが1500円。
鑑定士:
もう少し日が浅かったら5000円くらい。

家電製品は、使わなくなったらすぐに売るのがコツだという。

他にも、子どもたちのおもちゃや靴、衣類はまとめて300円。

あの壊れた扇風機も100円に。
50点全てに値段がつき、合計4500円になった。この結果に、関山さん家族は大興奮。

家族:
4500円!イェーイ!
子ども:
ありがとうございました。

意外な物にも値段がつくこともある、不用品の買い取り。捨てる前に一度出してみるのもいいかもしれない。
(「イット!」12月23日放送)