
2022年2月、新潟県にある「三幸製菓」の工場で起きた火災事故。この火災で従業員6人が死亡し、工場は全焼した。
大規模な火災はなぜ起きたのか。
“くず”が空だきの状態に… 30年あまりで8件の火災
15日、三幸製菓はホームページに、火災事故調査委員会による報告書を公開。発火の原因としてあげられたのは、“煎餅のくず”だった。
なぜ煎餅のくずから火が出たのか。それは、くずがあった場所に関係があった。

煎餅のくずは、焼窯の上にあった乾燥機などに積もっていて、それが空だきの状態で加熱され、発火した可能性があると報告書は指摘している。

この工場では1988年以降、これまでに、煎餅の細かいくずから火が出るなど8件の火災が確認されている。
報告書を受け、三幸製菓の佐藤元保(もとやす)CEOは「再発防止策を継続していくための体制の強化と運営の整備を引き続き行ってまいる所存です」とコメントしている。
(「イット!」2022年12月16日放送分より)
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