12月15日朝の通勤・通学の時間帯のJR盛岡駅で、何やら袋を手渡す人たち…

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「牛乳 無料でお配りしています」と声をかけると、行き交う人が次々と袋を手に取っていった。

牛の色に合わせた白いジャンパーに黒いパンツ姿でスタッフが配っていたのは200mL入りの牛乳

牛乳を無料で配っているのは、実は酪農家の支援のためなのだという。

円安などの影響で牛に与える配合飼料の価格は2020年の同じ時期に比べると、1t当たり約1万円高騰。さらに燃料費なども高くなっている。

一方、各社が11月から牛乳の価格の値上げに踏み切ったことや、冬休みに入ると学校給食がなくなることで消費が落ち込み、牛乳が余ることが懸念されている。

岩手県の牛乳普及協会は「酪農家の苦境を理解して、たくさん飲んでほしい」としている。

(「イット!」12月16日放送分より)