タイの首都バンコクで、特殊詐欺グループとみられる日本人の男5人がタイ警察に逮捕された。
男らのアジトに警察が突入した際の映像には、パンツ一枚だけの男や、ベットで寝ているリーダー格の男が映っていた。

銃を構え臨戦態勢で突入するタイ警察

ライトを手に持ち、次々と建物に入っていく特殊装備に身を包んだ警察官たち。

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これは、タイ・バンコクで特殊詐欺グループとみられる日本人男らのアジトに、警察が突入した際の映像だ。

時刻は午前6時。まだ陽も上っていないため、建物の中は薄暗く、警察官たちはライトで照らしながら慎重に進んでいる。

中には銃を構える警察官の姿もあり、臨戦態勢だ。

さらに奥へと進み、階段を上がった部屋へ。
そこでカメラが捉えたのは、床にマットを敷いて寝そべる2人の男。

1人はパンツ1枚を履いただけの姿で、直前まで寝ていたのか、警察官の突入に戸惑っているように見える。

警察官の「座ってください」と日本語で呼びかける指示に従い、男はその場で座る。

さらに、別の部屋へ向かい、扉を開けるとベッドの上で寝ている男の姿があった。

この男は、グループのリーダー格・川端浩太郎容疑者(38)。
日本人男性を監禁した疑いが持たれている。

川端容疑者は、警察官に伏せろと指示されるとベッドの上でうつぶせになり、そのまま取り押さえられる。

川端容疑者ら5人の身柄は、護送車で裁判所に送られた。

記者の「タイには何をしにきたのでしょうか?容疑を認めますか?」という問いに、無言の川端容疑者。

川端容疑者らは、日本人男性に対する監禁や人身売買強要など6つの容疑で逮捕されているが、容疑を否認しているという。
警察は日本の捜査当局とも協力し、詐欺容疑についても調べを進める方針だ。

(「イット!」12月14日放送より)