愛知県豊橋市生まれの人気のお菓子「ブラックサンダー」が、カレーにつける「ナン」になった。
社長の「おいしい」という判断が出るまで約半年の試行錯誤…
愛知県豊川市や豊橋市など、三河地方に出店しているアジアン料理店「ポカラ」。

今、人気急上昇のメニューが「ブラックサンダーナン」。チョコレートたっぷりのナンにカレーという不思議な組み合わせがクセになるそうだ。

なぜ有名お菓子・ブラックサンダーとのコラボが生まれたのか、製造元である有楽製菓の担当者に聞いてみると…。
有楽製菓の担当者:
「ブラックサンダーで地元の菓子業を活性化させたい」という弊社のオーナーの純粋な思いから始まりました
ブラックサンダーの製造工場があるお膝元ということで、その名も「東三河コラボ」を開始。豊橋を含めた8つの市町村にあるお店限定で、ブラックサンダーを使って新商品を共同開発しようというもの。

しかも“ロイヤルティー”は一切取らず、お店が支払うのは使ったブラックサンダーの代金だけ。お亀堂のあんまきや、久遠(くおん)チョコレートのテリーヌなどともコラボしているが、そう簡単にはできるわけではない。

有楽製菓の担当者:
何回かアドバイスさせていただいて作っていただいて、最後にウチの社長が食べて「おいしい」という判断が出たものを合格とさせていただいております
ポカラのナンは、合格するまでに約半年かかったという。

ポカラの社長:
結構何度も何度もやって溶けるという話だったので、これだと商品化できないと思って。最後に大きさとか温度をちょっと下げたりしたらできたので、うれしかったです
2センチ角に割ったブラックサンダーをナンの生地に包み、通常より温度が低めの窯でサッと焼くことで、ナンのおいしさとブラックサンダーのザクザク食感の両立に成功したそうだ。

ポカラの社長:
お互いに地元・東三河の企業なので、地元のお客さんと、遠くのブラックサンダーファンのお客さんもたくさんいらっしゃるので、そういう方にポカラにご来店いただきたい
ブラックサンダーナンは、東三河にある6店舗のポカラで提供している。
(東海テレビ)