FIFAワールドカップ(W杯)・カタール大会1次リーググループFで27日、“赤い悪魔”ベルギーとモロッコが対戦。この試合で、モロッコがFIFAランク2位・ベルギーを破る大金星をあげた。

ベルギーやオランダでは、興奮したモロッコサポーターが暴徒化。街角で発炎筒を掲げたり、道路の傍らではバイクが炎上するなど大暴動が発生し、路上で警官隊と激しく衝突した。

“番狂わせ”や劇的な展開の相次ぐ今大会。コスタリカに敗れた日本の決勝トーナメント進出の行方も第3戦にもつれ込んだ。
対するスペインの大手スポーツ紙は、コスタリカに敗れた日本の守護神を「ドイツ戦では英雄となった権田だが、この試合の彼の手はバターのように柔らかかった」と評した。
そのスペインのサポーターも日本の戦いに注目していた。
バルセロナ市内のバーでは日曜日の昼間ということもあって、お客さんの数は少ないが、店内で流れている日本対コスタリカの試合を観戦している人がいた。

日本戦を観戦していた男性:
スペインと同じグループだったから見たかった。
日本戦を流していたバーの店員:
日本がドイツ戦のようにプレーして戦っていたらスペインも手こずると思う。
スペインの注目はチーム最年少18歳「ガヴィ」選手
一方、スペインで期待する選手を現地で聞いてみると…

初戦・コスタリカ戦でスーパーゴールを決め、衝撃のW杯デビューを飾ったスペインリーグ名門のバルセロナに所属するガヴィ選手の名前が挙がった。
ガヴィ選手はスペイン代表で最年少の18歳。一体どんな選手なのか。
W杯デビューとなったコスタリカ戦で、ふわりと浮かせたセンタリングに走り込んできたガヴィ選手が豪快なダイレクトシュート。ゴールポストに当たって右隅に決まり、スペイン代表の歴代最年少得点となった。
相手キーパーが一歩も動けない、まさにスーパーゴール。他にも得点に絡む大活躍でこの試合の最優秀選手に選ばれたガヴィ選手。次の戦いでは若き背番号9の勢いに要注意だ。
スペイン国内では強気な勝敗予想が多く聞かれた。

――どっちが勝つ?
女性:
スペインです!3対1です。
男性:
3対1でスペインが勝ちます。
三笘選手「次勝てばいい話なので」
日本の選手たちはすでに絶対に負けられない次戦に目を向けていた。
三笘薫選手(25):
次勝てばいい話なのでどんな展開になってもチーム全員で頑張りたい。
長友佑都選手(36):
まだ終わったわけではないので、次のスペイン戦に全てを懸けて戦います。
グループステージ最大のヤマ場、「日本対スペイン戦:は12月2日(金)午前4時キックオフ。
(「イット!」11月28日放送より)