私達が毎日のように出すゴミ。そのゴミを海の中で拾うことに虜になった人がいる。その人が立ち上げたのはゴミ拾いを専門とするダイビングショップ。
なぜこのような取り組みを始めたのか取材した。

日本初!「ゴミ拾い専門」のダイビングショップ

ダイビングショップ「Dr.blue」の代表、東真七水さん。

この記事の画像(14枚)

海の医者という意味を込めたDr.blueは、おそらく日本初となる「ゴミ拾い専門」のダイビングショップ。

Dr.blue 東 真七水 代表:
ゴミ拾いならではのグッズは、まず水中ゴミ袋です。陸のゴミ袋と違うのはこのメッシュになっていて、水が抜ける

この日は県外の2人をゲストに2つの川の下流に挟まれ、ゴミが溜まりやすい浦添市牧港の沖合でゴミを拾った。

Dr.blue 東 真七水 代表:
牧港のゴミの面白いところは牧港の砂が結構柔らかい、細かいんですね。一部ペットボトルのお尻だけ見えている。おしりとか頭だけが見えている感じでパッと見分からないんだけどよくよくヒントを探すとゴミというような宝探し感がすごくあるポイントです。

約1時間半の「ゴミ拾いダイビング」。
出てきたものは…

Dr.blue 東 真七水 代表:
空き缶はやっぱり多いですね。ピーラーとかもありました。マスクもありました。コロナ禍ならでは、これもマスクだ。

こんなものも拾った。

Dr.blue 東 真七水 代表:
持ってきたのは初めてです。

深刻な海洋ゴミ問題 人間への影響も

海洋ゴミ問題は深刻だ。世界で深刻化する海洋ゴミの問題。
2050年には海中で魚よりもゴミの量が多くなるとも言われている。

中でもプラスチックが細かくなったマイクロプラスチックは、海の生き物がエサと間違えて食べるなどして生態系を壊し、さらにそれらを食べる人への影響も懸念されている。

Dr.blue 東 真七水 代表:
スキューバダイビングする前は正直にいうと(関心は)無かったです。街のゴミが7、8割ほとんどすべて海に押し付けてたんだというのを後から知って、悪気がなかったっていうより知らなかったという感じですね。

海のない奈良県出身の東さんが活動を始めたきっかけ

海がない奈良県で生まれ育ち海洋ゴミの問題に無関心だったという東さん。
観光で訪れた沖縄の海に魅了され、美しい海を未来に残したいと考えるようになった。

Dr.blue 東 真七水 代表:
海の美しさを知ることで環境問題にすごく目を向けるようになって、この海を守りたいずっとずっとあってほしいっていうところから、何か海の近くで海のためにできることを自分なりに探したいっていうので(沖縄に)来ました。

2020年に沖縄に移住して始めた海の中のゴミ拾い。
宝さがしをしているような楽しさに夢中になった。

Dr.blue 東 真七水 代表:
40年とか50年とか前の物は普段ちょこちょこ海の中から発見されます。そういうゴミたちと出会うことは私は普通のゴミ拾いではなかったので。水中ならではのロマンチックさがあるしちょっと年代、タイムスリップしたような気持ちにもなるので、本当に不思議な気持ちにもなるゴミ拾いだなと思います。

「小さな行動の積み重ねが海を守る事に繋がる」

様々な海洋ゴミの7割から8割は陸地から出たものとされていて、東さんも海洋ゴミを減らすために日ごろから気を付けている。

Dr.blue 東 真七水 代表:
新しいものは極力買わないようにしている。本当に小さいことだけど特に海洋ゴミは飲料関係、これも全部飲料関係じゃないですか。なので、ペットボトルは絶対買わないようにとか

目の前のゴミを拾うこと、そして普段の生活の中で出るゴミを少しでも減らすこと。一つ一つの小さな行動の積み重ねが美しい海を守ることに繋がっていくと東さんは信じている。

Dr.blue 東 真七水 代表:
ゴミ拾いダイビングは一つのマリンアクティビティとして本当に魅力的だから仕事としてやることで色んな人に、真似もしてほしいし参加もしてほしい

Dr.blue 東 真七水 代表:
目の前のゴミを見過ごす人がいない世界。目の前の生き物目の前のこういう物に対しても大事に思う気持ちリスペクトする気持ちっていうのが持てる、共存できる社会が理想かなと思います。

(沖縄テレビ)