新潟県弥彦村にある古着店で販売されていたジーンズ。なんと1650万円で売れたという。150年前に発見されたという、ロマンあふれるジーンスは、どのようなものなのか。古着店を取材した。

150年前に発見されたジーンズ 

桶屋美圭アナウンサー:
紅葉の季節、観光客でにぎわう弥彦村。おもてなし広場のすぐ横にあるシックな外観のお店。こちらで、ある高額な商品が売れたということなんです

2020年、弥彦村にオープンしたビンテージ古着店「MUSHROOM(マッシュルーム)」。

古着店「MUSHROOM」(弥彦村)
古着店「MUSHROOM」(弥彦村)
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(Q.この商品を置こうと思った理由は?)
MUSHROOM 土田鏡オーナー:

名前を売りたいというのと、自分は誰もやらないことをやりたいタイプなので

オーナーの土田鏡さんが思い切って買い付けたのがこちら!

高額なジーンズ
高額なジーンズ

MUSHROOM 土田鏡オーナー:
見た目はジーンズだけど、まだ当時「ジーンズ」という呼び名になっていない。「ウエストオーバーオールズ」という名前で販売されていた時代のもの

今から150年前の1870年代初期にアメリカで見つかった、リーバイス社のジーンズ。リーバイスはもともと、金鉱で働く人たちのワークパンツを製造していたという。

MUSHROOM 土田鏡オーナー:
炭鉱跡地に入って見つける人たちがいて、そういうディーラーとのコネクションでお話をいただいた

最初期にあたるジーンズで原型を留めているものは珍しく、価値があるのは間違いないという。

桶屋美圭アナウンサー:
結構、生地は薄い感じがします

桶屋美圭アナウンサー
桶屋美圭アナウンサー

桶屋美圭アナウンサー:
薄い。裏面も作業されていた方が履いていたんだろうなという形跡がみられる。味がある

そして今回、アメリカのディーラーが現金1650万円などでこのジーンズを購入した。

MUSHROOM 土田鏡オーナー:
この2年弱、色々アプローチはしてきたが、買うと決断できた方がいなかった。今度は自分の取引先のまた別のアメリカのディーラーにわたる

歴史的な円安が後押しし、再びアメリカに戻ることとなったが…

MUSHROOM 土田鏡オーナー:
自分からは買ってもらえなかったけど、次に買ってくれるディーラーから日本人が買う可能性もあると思うので、どうなるか楽しみ

土田さんによると、歴史的な円安によって割安になった日本国内のビンテージジーンズをアメリカ人のディーラーが購入するケースが増えているという。

(NST新潟総合テレビ)

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