アメリカの10月の消費者物価指数が発表され、前の年の同じ月と比べて7.7%上昇となり、9月から0.5%下回った。
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11月10日(木)、労働省が発表した10月の消費者物価指数は、前の年の同じ月に比べて7.7%上昇。市場の予想だった7.9%を下回った。
9月と比較して中古車や衣類などは価格が下落しているが、ガソリン、住宅、食品などは上昇している。一般的な家庭では前の年と比べて445ドル支出が増えている。
消費者物価指数は依然高い水準ではあるものの、FRB(連邦準備制度理事会)による積極的な大幅利上げにより、ようやくインフレが鈍化し始めているとみられている。景気低迷を最小限にインフレを抑え込むソフトランディングへの期待も高まっている。

これを受けて10日、ニューヨーク・ダウ平均株価は前日に比べて1200ドル以上値を上げて終了し、2020年10月以来、2年ぶりの高い上げ幅となった。
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