鉄道ファンにとっては「夢のような場所」が北海道函館市に誕生した。
すでに予約は2023年春までほぼいっぱいという人気ぶりだという。
鉄道グッズだらけの部屋が誕生!
斉藤 健太 記者:
いやぁ、この車窓から見える景色、本当に心が安らぎますよね…と、列車の中かと思いきや、こちらホテルの客室なんです

ボックスシートに、行き先表示板。

部屋には列車のさまざまなパーツが!
予約は2023年春までほぼ埋まっている。鉄道をコンセプトとした「キハ40トレインルーム」。
鉄道開業から150年。そして、函館駅が開業して120年。この記念の年に、鉄道ファンの"夢"を叶えるホテルが北海道函館市に誕生した。
まるで"列車の中" 運転気分も
斉藤 健太 記者:
キハ40…という文字、扉を空けますと、目の前には列車シートがありますね

これが今、話題となっているホテルの客室。
鉄道をコンセプトとした「キハ40トレインルーム」。
「キハ40形」は国鉄時代の1977年に導入され、北海道内では函館線や室蘭線などで使用されている。
一時は、全国で数百もの車両が活躍していたが、北海道内では現在、65両が運行しているだけ。
ホテルの部屋には「キハ40形」で実際に使われていたボックスシート。「トレインビュースポット」と呼ばれる窓からは函館線の線路や列車を一望することができる。
鉄道ファンや子どもたちにはたまらないこんな装置も!
斉藤 健太 記者:
部屋には運転台もあり、このように操作することができます
この運転台はかつて「キハ40形」で使用され、その後、JR北海道の社員教育用に使われていたものだ。
モニターには、北海道南部を走行する列車から撮影した動画が流れていて、運転士になった気分を味わうことができる。
このほか行先表示板、路線図、そしてハンガーラックにはつり輪を設置するなどのこだわりようだ。
東京からの観光客:
泊まってみたいなあと思います。早めの予約が大事なのかなと
鉄道ファン:
私鉄道好きなので、いつか泊まりたいですね
2023年4月までは"満室"状態
トレインルームは1日1組。営業開始は11月1日からだが、すでに想定以上の人気ぶりだ。
JRイン函館 宮川 岳三 支配人:
11月は満室を頂いております。12月は8割を超えています
受け付け開始とともに2023年4月末までの予約がほぼ埋まった。
なぜここまでの人気になったのだろうか。
JRイン函館 宮川 岳三 支配人:
特にですね、キハ40という列車は思い入れを持った大変お客様が多い、そういったお客様に実際に手にとって触れる機会がなかなかなかったということで
「トレインルーム」の2023年5月以降の予約は12月に開始する予定だということだ。
JRイン函館 宮川 岳三 支配人:
新たな観光スポットの一つとして、キハ40トレインルームをご利用いただければありがたいです
宿泊者は宿泊証明書がもらえる。予約は「JRイン函館」の公式サイトで受け付けている。
(uhb北海道文化放送)