経営破綻で突然閉鎖される見通しとなった、札幌市にある納骨堂「御霊堂元町」。

運営する宗教法人の代表は「破産している、していないにかかわらず、財源がない」と語る。

利用者に「遺骨を引き取ってほしい」と伝えるが、説明会では「証拠はありません」「真逆だと思います」「矛盾しているところもあるかと思います」などとはっきりしない回答を繰り返した。

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これには利用者も「あるかと思いますなんて、ふざけたこと言わないで」との嘆きの声をあげていた。

詐欺!?遺骨が引き取れない

利用者からの追及にのらりくらりと答える代表。

それでも“11月21日に行われる建物を引き渡しの強制執行まで、利用者は遺骨を引き取ることができる”はずだった。

ところが、10月26日納骨堂を訪れた利用者は…

遺骨を引き取りに来た利用者:
新しい納骨堂をやっと決めて、きのう申し込んで、もう金払ったから。きょう取りに来たら開いてなくて…。詐欺ですよね

記者も納骨堂の取材に訪れたが…

井戸和也記者:
午前9時~午後5時までは遺骨の引き取りができるということなんですが、現在、鍵が閉まっていて中に入ることができません

利用者は怒りが収まらない。

遺骨を引き取りに来た利用者:
びっくりした。逃げられたのかなと。ウソばっかりなので、何も信じられない

札幌市も運営責任者と連絡が取れない状態で、利用者の混乱が続いている。

(「イット!」10月27日放送分より)