アメリカ・ペンシルベニア州の知事公邸で4月、放火事件が発生し、現場映像が公開された。男は窓を叩き割って侵入し、火炎瓶を床に投げつけて火を放つ瞬間が映し出されていた。
火炎瓶持ち窓を破って公邸に侵入する男
赤く燃えさかる炎…すぐそばには人の姿も見られる。

アメリカ・ペンシルベニア州で4月13日未明、知事公邸で起きた放火事件の瞬間をカメラが捉えた。

画面に現れた男は一直線に建物の方へ向かい、何度も窓を叩く。

次の瞬間、一瞬にして辺りが炎に包まれた。男はそのまま別の所に移動。

再び窓を叩き割ると建物の中に入っていった。

映像は、アメリカ・ペンシルベニア州のシャピロ知事の公邸で撮られたものだ。

この放火事件をめぐって、シャピロ州知事に嫌悪感を抱いていたというコーディー・バルマー被告が逮捕された。

14日に検察当局が犯行の瞬間を捉えた映像を公開した。

何かを手に、窓から入ってきた男が隣りにつながる扉を3度蹴り、さらにハンマーで叩いて開けようとしている。

男はテーブルが多く並ぶ部屋に入ってくると、手にしていたものを床に叩きつけた。火炎瓶だ。
殺人未遂や放火など認め禁錮25年以上で合意
当時、公邸には知事本人や家族に加え来客もいたが、22人全員にケガはなかった。

殺人未遂、放火などの罪に問われているバルマー被告は、14日に行われた裁判で全ての罪を認め、禁錮25年以上50年以下の判決を受けることに合意したという。

犯行映像の公開を受け、ジョシュ・シャピロ州知事は会見で心境を明かした。

ジョシュ・シャピロ州知事:
私たちが眠っている間に、彼が私たちの家族を焼き殺そうとしたと認識するのは辛い。政治的暴力が蔓延しているこの時代に、暴力に慣れてしまったり、公職者にとってはこれが当然のことであると受け入れたりしないことが重要だ。
(「イット!」10月15日放送より)
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