野田元首相が25日、国会で行った安倍元首相の追悼演説について、与野党から称える声が相次いだ。昭恵夫人は「原稿を仏壇に供えたい」と述べたという。

追悼演説は衆院本会議で行われた。

安倍元首相の遺影を手に演説を聞き、涙した昭恵夫人は、野田氏に対し、「野田先生にお願いしてよかった。主人も喜んでいるでしょう。原稿を仏壇に供えたい」と伝えたという。

安倍元首相の遺影と共に追悼演説を見守った昭恵夫人
安倍元首相の遺影と共に追悼演説を見守った昭恵夫人
この記事の画像(3枚)

与野党の幹部からも、演説を称賛する声が相次いだ。

野田氏が所属する立憲民主党の安住国対委員長は、「野田元首相でないとできない重みと権威があったと思う。党派は違っても、首相経験者でなければ語れない追悼演説だったのではないか」と述べた。

一方、自民党の茂木幹事長は、野田氏の演説を聞き、「安倍元首相がどんな困難も乗り越える、強い意志を持った素晴らしいリーダーだと感じた」と感想を述べた。

また、公明党の石井幹事長は、「すばらしい演説だったと思っている。特に、首相を経験したものでなければ分からない重圧、プレッシャーと闘いながら職にあたってきたことに対し、心から敬意を表するということは、非常に実感が込もった言葉だと思う」と称えた。

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(3枚)
政治部
政治部

日本の将来を占う政治の動向。内政問題、外交問題などを幅広く、かつ分かりやすく伝えることをモットーとしております。
総理大臣、官房長官の動向をフォローする官邸クラブ。平河クラブは自民党、公明党を、野党クラブは、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会など野党勢を取材。内閣府担当は、少子化問題から、宇宙、化学問題まで、多岐に渡る分野を、細かくフォローする。外務省クラブは、日々刻々と変化する、外交問題を取材、人事院も取材対象となっている。政界から財界、官界まで、政治部の取材分野は広いと言えます。