野田元首相が25日、国会で行った安倍元首相の追悼演説について、与野党から称える声が相次いだ。昭恵夫人は「原稿を仏壇に供えたい」と述べたという。
追悼演説は衆院本会議で行われた。
安倍元首相の遺影を手に演説を聞き、涙した昭恵夫人は、野田氏に対し、「野田先生にお願いしてよかった。主人も喜んでいるでしょう。原稿を仏壇に供えたい」と伝えたという。

与野党の幹部からも、演説を称賛する声が相次いだ。
野田氏が所属する立憲民主党の安住国対委員長は、「野田元首相でないとできない重みと権威があったと思う。党派は違っても、首相経験者でなければ語れない追悼演説だったのではないか」と述べた。
一方、自民党の茂木幹事長は、野田氏の演説を聞き、「安倍元首相がどんな困難も乗り越える、強い意志を持った素晴らしいリーダーだと感じた」と感想を述べた。
また、公明党の石井幹事長は、「すばらしい演説だったと思っている。特に、首相を経験したものでなければ分からない重圧、プレッシャーと闘いながら職にあたってきたことに対し、心から敬意を表するということは、非常に実感が込もった言葉だと思う」と称えた。
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