石破首相は、約9時間後に開幕するG7(主要7カ国)首脳会議の開催地であるカナダに到着しました。
最新情報について、現地からフジテレビ政治部・瀬島隆太郎記者がお伝えします。
石破首相が「2025年は一番難しい」と話すように、存在意義が問われる今回のG7ですが、各国の関心はトランプ大統領との個別会談にも向いています。
サミットの議題として世界経済と共に特に注目されるのが、イスラエルとイランの攻撃の応酬で緊迫する中東情勢で、事態の沈静化を求める共同声明の採択を調整しています。
外交筋は、「ウクライナ問題と比べれば、トランプ大統領を含めて共通点がある」と話していて、G7の結束が試されます。
一方、石破首相は日本時間17日未明、トランプ大統領と会談する予定で、関税を巡り一致点を探りたい考えです。
同行筋からは、「日本だけ交渉が進むとは思えない」「高い確率で継続協議を確認することになるだろう」と厳しい見方が大勢ですが、「最後はトランプ大統領次第」と、首脳外交への期待も出ています。