食品ロスの解消に向けて、“食用として流通していない魚”でだしを取ったカップ麺が登場した。

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10月17日、大阪に本社があるエースコックと大阪府が共同で開いた発表会。17日から販売されたのは、食用として流通していない「未利用魚」から“だし”を取ったカップ麺「なにわの潮ラーメン」だ。

「未利用魚」とは、サイズの不ぞろいなどの理由で、食用として流通していない魚のこと。今回は、サイズが大きすぎるハモ、小骨が多く需要が低いコノシロ(コハダの成魚)、まとまって取れず流通させにくいシログチの3種類が使われている。

試食した大阪府の吉村洋文知事は…

大阪府 吉村知事:
めちゃくちゃおいしいです。魚のだしがすごく効いてます。魚のだしが好きな方には、もってこいのラーメンだと思います。子供も大好きです、カップ麺

エースコック担当者:
後ほどお送りしておきます

大阪府 吉村知事:
よろしくお願いします。これオープンで言ってますから、後で文句言われないように

世界的にも、魚の総水揚げ量のうち約3割が廃棄されているとされ、食品ロスの一因となっている。

エースコック 村岡寛社長:
大阪産(もん)のおいしさを味わっていただきながらも、食品ロス削減にも手軽に参加できる商品

エースコックは、持続可能な社会を目指す2025年の大阪・関西万博に向けて、今後も食品ロス解消につながるカップ麺を開発する方針だ。

(関西テレビ「報道ランナー」2022年10月17日放送)

関西テレビ
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