東京の空の玄関が変わる。空港直結の大型複合施設がお披露目された。

ホテル全体に「日本の伝統美」

住友不動産が2023年1月の全面開業を発表した羽田空港直結の大型複合施設 「羽田エアポートガーデン」。12月に先行オープンする2つのホテルが6日、報道陣に公開された。

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客室数は合わせて1717室とエアポートホテルとしては国内最大級。外国人観光客を意識した造りが特徴的で、桜が出迎える客室は靴を脱いでくつろげる全面畳敷きになっている。

また、足元に和柄を用いた絨毯が敷かれたラグジュアリーな空間が広がる客室もある。
組子細工をイメージした間仕切りなど、ホテル全体に「日本の伝統美」がちりばめられている。

客室からは飛行機を眺めながらのお風呂も。 
屋上の展望温泉では、晴れた日に富士山を眺めながらの入浴も楽しめるそうだ。
また、岩盤浴の施設では一歩部屋を出ると目の前に飛行機やターミナルが一望できる。

「インバウンド」回復に期待

空港直結という立地をフルに活かしたこのホテルは、来週11日から入国者数の上限撤廃や個人旅行の再開など「水際対策」が大幅に緩和されることもあって、アフターコロナを見据えた「インバウンド」の回復に向け期待がにじむ。

住友不動産ヴィラフォンテーヌ・桝井俊幸社長:
コロナ禍で失われた人の往来とインバウンド、コロナで止まっていた時間は再び動き始めます。コロナで痛手を被ったホテル業界におけるインバウンド事業の早期回復への期待値は高まっていくと考えております。
 

「羽田エアポートガーデン」は、ホテルや会議室、飲食店などが入り、本来2020年春の開業予定だったが、新型コロナの影響でその計画は延期に。2023年1月の全面開業に向け、再始動することになった。

住友不動産ヴィラフォンテーヌ・桝井俊幸社長:
日本のゲートウェイの役割を担う当施設の開業にあたり、グループ一丸で国内海外、双方に対する魅力ある施設作りに取り組んでまいりたい。

(「Live News α」10月6日放送分)