子供の成長に大きな影響を与える靴。子供の足は大人と違い、骨や筋肉、じん帯が未発達なため、靴選びを侮ってはいけないという。靴買い替えのタイミングなど、様々なポイントについて、“足育”アドバイザーに聞いた。
足育アドバイザー・成田あす香さん:
子どもの足は大人と違い、骨も筋肉も腱もじん帯も未発達な状態ですから、靴選びを侮ってはいけません
爪先に1cmほど余裕がない場合は買い替えを
宮崎・綾町にある「みやざき足育センター」を運営する成田さんは、子どもの足の成長を正しく促すことで体の健康を保つ「足育講座」を開講。これまで延べ4,000人に「足育」を発信してきた。

まずは、靴を買い替えるタイミング。
足育アドバイザー・成田あす香さん:
子どもの靴は、月に一度など定期的に確認して、足の変化に早く気づいてあげることが大切です

サイズを確認する際は、中敷きを出して足を乗せ、かかとの位置を合わせる。一番長い指の爪先に1cmほど余裕があるのが理想だが、余裕がなかったり、指がはみ出したりしている場合は、買い替えるタイミングだ。

靴底や履き口もチェックする。
足育アドバイザー・成田あす香さん:
一見、サイズは大丈夫でも、靴が傷んでいることがあります。例えば、靴底を見たときに減っていることもその一つです。左右で違いがあると、体のくせや使い方のくせが靴に現れます。体のゆがみにつながりかねません

足育アドバイザー・成田あす香さん:
履き口が広がっていないかどうか見て、足首かかとのブレやゆがみ、痛みにつながるので、履き口が新しいものに替えて、しっかりベルトを止めて支えられるようにしましょう
一日で一番長く履く“上履き”もチェック
次に、新たに靴を選ぶ際のポイントを聞いた。
足育アドバイザー・成田あす香さん:
足の指が曲がるところで靴が曲がるか、かかとはしっかりしているか確認します

そして、中敷を出しサイズを確認。サイズが良ければ、試しに履いて歩いてみます。靴の中に足を入れたら、かかとをトントンとして位置を合わせ、しっかりとベルトや靴ひもを締めて履きましょう

さらに配慮したいポイントがある。
足育アドバイザー・成田あす香さん:
子どもが一日の中で一番長く履いているのは、上履きです。ベルト付きの上履きで、指先が広く、指を圧迫しない設計になっているものだと、足に合わせてぴったり履けます

足育アドバイザー・成田あす香さん:
筋肉や骨の発達が完了するのは、だいたい18歳ごろまでと言われています。そのころまでは、足の成長をしっかり守り支えられるような靴のポイントを考えて選んでほしいですね

子どもの成長を見守る中で、足にも注目したい。
「みやざき足育センター」
ホームページ:ashiiku-miya.com
(テレビ宮崎)