防災を身近なものとして考えてもらおうと、宮崎県えびの市で、地元の児童・生徒が地域の防災について考えるイベントが開かれました。
このイベントは、えびの市の飯野小学校と中学校、飯野高校が毎年合同で開いています。
今年は、防災をテーマに開かれ、児童・生徒のほか、えびの市に短期留学している海外の日本人学校と韓国からの留学生、合わせて38人が参加しました。
イベントでは、海外の日本人学校に通う生徒が、現在住んでいる国の防災の取り組みなどを発表。
その後、グループに分かれ「地域を守るために自分たちができること」を話し合い、発表しました。
児童・生徒からは、えびの市の魅力を発信しながら危険な場所を確認する「防災ツアー」や、災害時の正しい行動を示したクイズなど、様々なアイデアが出されていました。
(飯野高校2年生)
「いざ起きた時にどうするかではなく、いつ起きてもいいように、対策を取っていきたいです」
(飯野中学校3年生)
「海外は山火事が多いことを初めて知って、海外の災害を新しく知れて良かったです」
(オランダから)
「オランダは(地震が)あるはあるけど北だけなので、もし地震が起きた時に、ちゃんと覚えてたら備えられるなと思って、とても勉強になりました」
(スペインから)
「友達などに『気をつけてね』と(声をかけるなど)日本で学んだことを伝えたいと思います」
今回のイベント、児童・生徒にとって改めて防災について考える機会になったようです。