岸田首相と安倍元首相の国葬に参列するため来日したアメリカのハリス副大統領との会談が、26日、始まった。
会談の冒頭、岸田首相は「安倍元首相は日本の安全保障の基軸である日米同盟の一層の強化に心血を注いできた。その遺志を引き継いで、外交的な遺産を発展させ、両国関係を一層発展させていくことが私の務めだと思っている」と述べた。

これに対し、ハリス氏は「日米同盟はインド太平洋地域における平和と安定、繁栄に不可欠な礎であり、アメリカ国民だけでなく、日本国民にとっても利益であると信じている」などと語った。

副大統領として初来日となるハリス氏は、26日午後に東京都にあるアメリカ軍横田基地に到着した。

岸田首相は26日夕方に東京・港区の迎賓館で、ハリス氏と会談。緊迫化する台湾情勢やロシアのウクライナ侵攻などについて協議しているものと見られ、会談後には、夕食会も開催される見通し。
「弔問外交」をスタートさせた岸田首相は、28日までに30人以上の外国要人らと会談する。
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